mai祭へ行ってきました
既に開催されてからだいぶ経ってしまいましたが、5月11日に行われたmai祭へ行ってきました。池袋にある自由学園明日館というところで行われたのですが、イメージとしては「ノルウェーの文化祭」という感じでした。サイトを見るとわかるとおり、様々な企業が協賛していて、かつ各教室で様々な展示や出し物があるという感じ。サイト上では、食べ物があるか若干不安でしたが(協賛にレストランの名前もあるので大丈夫だろうと思いつつ)、実際には食堂があって、そこでノルウェービールやコーヒー、サーモンサンドやサーモンの串焼き、スコーレブローが売られていました。
スコーレブローは、以前、学校のパンだと教えてもらったことがあり、ノルウェーでも食べたことがあるのですが、その時のはこちら。(大きさが半端ないです)
wikiによると、skolebrød, skoleball、両方の呼び方があるそうです。mai祭のは、ノルウェーで食べたのよりは一回り小さいけど、寧ろ、ノルウェーのが大きすぎたので、サーモン載せパンと食べるのにはちょうどよく、かなりお腹いっぱいになりました。サーモン、かなり大きかったですしね。とてもおいしかったです。
さて、mai祭では冒頭に書いたように、文化祭のような感じで催しものがされていて、時間毎に教室での出し物が変わったりもしました。(同じのを何度かやるパターンも、タイトルは同じでもちょっとずつ違うのもありました)
私は「翻訳者によるノルウェー文学の朗読」と、ノルウェー夢ネットさんのノルウェー語講座、それから、くじ引きで有料パートの入場券を当てたのでそれで「持続可能な幸せにつながる、平等社会への道のり」を聴講させていただきました。「翻訳者によるノルウェー文学の朗読」は、正直、タイトルとしては他のワークショップやノルウェー旅行のところより派手さはなかったのですが、内容としては大当たりでした。翻訳した人が日本語部分の興味をひくところを朗読、その後にノルウェー人の翻訳の方がその部分のノルウェー語の朗読と、その朗読したところに含まれているノルウェー的なこと―日本人には馴染みがなくても、ノルウェー人なら共通で思い起こす民話のパターンなどーを説明してくださいました。加えて、その作家の特長も。「氷の城」は、民話や神話に出てくる要素を沢山含む話で、もしその話を聞かなかったらスルーしてたところもあるなと。ある部分は、(自分がたまたま知っていた)北欧神話の最初のほうを思い出しもしましたが、他のところも沢山そういった要素が入っているのだそうで、その一部を説明していただき、話の内容も気になるのでその場で購入してしまいました。現在、翻訳実施中のノーベル賞作家フォッセの「朝と夕」も、一部朗読していただきましたが、こちらは一人の男の産まれた日のことと死んだ日のことということで、死んだ日の部分については、描写がよくて(特に自分が死んでいることに気づかないまま娘とぶつかるシーンとか)、涙ぐむところもありました。もともと劇作家というだけに一人芝居っぽい話という説明がありましたが本当にそうで、描写だけでありありと、まるで舞台を見ているかのように脳内で再現できました。「氷の城」は映画的、「朝と夕」は舞台的というか、そんな感じでした。「朝と夕」については、翻訳家の方の翻訳の工夫なども聞けて、なるほどね!と。こちらも発売されたらぜひ購入したいところです。
ノルウェー語講座は同行の方が興味を持っていたので、一緒に。中性名詞・男性名詞・女性名詞をどうやって覚えるかという話が出ていましたが、私の場合は既知形で覚えるようにしてるなーとか重いながら聞いていました。(barnet , sønnen , jentaなど)。「持続可能な幸せにつながる、平等社会への道のり」は、「人形の家」発表当時の話(ノラが子供を置いて行く覚悟のこととか、当時の背景ー女性は結婚したら財産が全て夫の物になってしまうとかーなどが紹介され、日本ではこの講演のあった自由学院がどういう時代に作られたのか、平塚らいてふの「青鞜」が「人形の家」を特集した話なども聞けました。正直、この話は2時間枠くらいでガッツリ聞きたいところでした。
とにかく時間が経つのがあっという間でとても楽しい時間を過ごせました。強いて言うなら、ノルウェーのロックやポップミュージック(a-haとか、Espen Lindとか、Sigridとか、Auroraとか)みたいなのもあったら更に楽しかったかも。また、来年もあるのならぜひ行きたいと思います。

