映画・曲・本の感想

『必ず結果を出す人の伝える技術』読了

佐々木かをり氏の『必ず結果を出す人の伝える技術 (PHPビジネス新書)』
をよみました。

単純な話し方にとどまらず、服装や使わないほうがいい言葉など、様々な視点から「共有したい相手を想定して、”伝える”にはどうしたらいいか」ということが書かれていました。

冒頭の「確認」という、よく仕事で使われる言葉の曖昧さをはじめ、彼女が「ニュース・ステーション」で彼女が久米氏から教わったことや学んだことなども書かれていました。

今、私は仕事上「ヒアリング」する業務がとても多いのですが、この本ではその「ヒアリング」のときの自分を見直し、改めて「こうしよう」と思える点が沢山ありました。

興味深かったのは、彼女が「使いたくない言葉」に「頑張ります」「努力します」とか「できるところから少しずつ」というような言葉があったこと。
自分としては、前向きなイメージで使っていた言葉が、実は彼女からみたら、「制限をつけている」言葉だということに驚きました。
仕事を頼まれて「頑張ります」という返事は「(難しいけど)頑張ります」という意味になること、「できることから(少しずつ)やってみます」は、やることに自ら制限をかけているという視点に納得。「努力します」は「やらない」という代わりの言葉に聞こえるというのも。

確かに、(仮に心のなかで、頑張ろうと思ったとしても)「やります」と一言、言えばいいだけのことですよね。

本は、仕事上でのことにとどまらず、子育てでも、一緒に走ったあとに「つかれたねー」というよりは、「たのしかったねー」のほうが、子供に「走ることはたのしいこと」と伝えられるということまで書かれていました。

今日からまた、ヒアリングの調整メールを出すので、この本で得た内容を意識して取り入れます。

Morten Harket.jp (http://www.morten-harket.jp/)の中の人。 二児の母で、フルタイム勤務しつつ、ノルウェー語の勉強をしています。 現在、NORLAからサポートを受け、ノルウェー語の詩の翻訳を実施中。

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