映画・曲・本の感想

『怒らない 禅の作法』読了

『怒らない 禅の作法』を読み終えました。

とても読みやすい本でした。
ハッキリ言ってしまうと、「目から鱗!」とか「感動した!」というところはありません。
だから、読み終えてから、本の内容を忘れてしまう可能性も高いと思います。
なぜなら、「心に余裕をもっていれば、怒らなくて済むようになるよ」という本だから。
「心に余裕?それが難しいんじゃ」と思うけど、実際書いてあることをすると、確かに「心に余裕」ができる。

たとえば、一日のうちの最後はシャワーではなくて、ゆっくり湯船につかる、とか。
寝る前30分はパソコンやテレビを切って、静かに過ごすとか。
一日に一回、ゆっくりお茶を飲む時間を作るとか。
所作を美しくできるように意識する、とか。

ドタバタ走り回っていると、つかれるし、意識が散漫になるし、却ってミスが増えるというのは多くのひとが経験済み。
だから、書いてあることは全部「ああ、そうだよねー」と思える。

でも、やってみたら効果覿面だったりするという。
一日の始まりに、この本を適当に開いて、そこに書いてある項目をその日はやるというのも、ありだと思う。
「今日はゆっくりお茶をする時間を作ろう」とか、そんな感じで。
本の内容を忘れてしまっても、開いたところのタイトルだけで、思い出して実践できるのがこの本の強みだと思う。

昨日は、先日のセッションでiriseさんに言われた「愛で守られてるイメージをする」というのと、この本にある「寝る30分前はゆっくりすごす」「ゆっくり湯船につかる」「ゆっくりお茶を飲む(飲んだのは水だけど)」というのをやってみました。
悪夢もみずに済みましたし、今朝はものすごく目覚めがよかったです。朝日が昇るのも見ることができました。

イライラしがちな人にはお勧めの本だと思います。

Morten Harket.jp (http://www.morten-harket.jp/)の中の人。 二児の母で、フルタイム勤務しつつ、ノルウェー語の勉強をしています。 現在、NORLAからサポートを受け、ノルウェー語の詩の翻訳を実施中。

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