ノルウェー語

会話レッスン9回目

月曜は会話レッスン9回目でした。今回のレッスンでは、以前にやったノルウェー語の詩(ノルウェーの教科書に載っている有名なもの)2篇について書いてくるという宿題と、前回に引き続きDagbladet有料版の解らないところについてでした。
前にも書きましたが、この会話レッスンは、4年前からやっている教科書+会話というのとは異なり、教科書なしで、その都度テーマを決めて「話す」「議論する」ことが中心です。
前からやっている教科書+会話レッスンは現在はスカイプでやっていて、そちらは教科書がノルウェーの社会についてのものなので、ノルウェーの社会や歴史について学びつつ、発音や文法それからいわゆるドリルなどです。

8回目レッスンでは書きそびれていましたが、「Takk」を使った表現、「Takk for seg」を習いました。
「Takk for meg」は直訳すると「自分に感謝」ですが、先生曰く、パーティなどで使う「それでは、この辺で失礼します」という類の言葉だそうです。実際に、聞いていたラジオでも番組の終わりに「Takk for oss」と言っていたのを聞いて、「あ、ホントだ」と実感しました。

9回目は、まず近況報告のあと、私が書いた詩についての短い感想への先生の感想、それから、表現方法の改善と修正から。
詩「Jeg ser」(私は見る)について。

私が書いた内容は

「Når man ser noe, vil man se noe som man har lyst til å se, eller noe som man fokusere.
Man i dikt ser alt, men de er mørke.
Solen ble borte og regner.
Jeg tror han mister håper og får mye frykt.」

⇒修正版

「Når man ser noe , vil man se noe som man har lyst til å se, eller noe som man kan fokusere på.
Mannen i diktet ser alt, men alt er mørkt.
Solen ble borte og det begynte å regne.
Jeg tror han mister håpet og han blir veldig redd.」

意味は「人は何かを見るとき、見たいものや焦点を当てたいものを見るものだ。この詩の男性は全てを見ているけれど暗い。太陽は隠れて雨が降っている。私は、彼は希望を失い、恐れを沢山手に入れたんだと思う」
⇒修正版 「人は何かをみるとき、見たいものや焦点を当てられるものを見るものだ。この詩の男性は全てを見ているけれど、その全てが暗い。太陽は隠れ、雨が降り始めている。私は彼は希望を失い、とても不安になったのだと思う」

文法的な修正は
fokusere ⇒fokusere på
mørke ⇒mørkt
altは「中性・単数」扱いだから。deをaltに変えたことで変更。
håper ⇒ håpet
希望は「中性・単数」扱いだから。
man i dikt ⇒ mannen i diktet
「この詩の男性は」なので、特定している書き方に変更

表現の修正、改善
de ⇒ alt
詩で出てきた様々なものはde では括らないから
regner ⇒det begynte å regne
文法として現在と過去形が混在しているのと、太陽が隠れた後に雨が降り始めるので、そう書いたほうがいい
får mye frykt⇒han blir veldig redd (engstelig, trist, nedenfor)
恐れを手に入れた⇒とても不安になった
fokusere ⇒ kan fokusere på
フォーカス出来るもの、し得るもの

詩『Juleaften(クリスマスイブ)』について

「Juleaften er gøy tiden. Fleste føler forbindelse med familien sin, eller vennene sine eller kjæresten sin.
Men i det diktet føler “Jeg” alene.
Uten “jeg” er veldig gøy.
De ser lyst, vakre musikker. Men “jeg” ser ikke lys, bare dødtrær.
Det er et symbol på sinn til “jeg”.」

修正版

「Juleaften er gøy . De fleste føler en forbindelse med familien , vennene eller kjæresten sin.
Men i dette diktet føler “Jeg” meg alene.
Alle har det gøy utenom “meg”.
De ser lyst, hører på vakker musikk. Men “jeg” ser ikke lys, bare dødetrær.
Det er et symbol på sinnet “mitt”.」

Jeg serの感想のときは、「詩の中の男性は」というように書いていたのですが、この詩の感想ではあえて表現を変えて、国語の教科書でありがちな「『私』は何を考えていましたか?」というような、『私』を括る方法で書いてみました。
この場合、『”Jeg”(“jeg”)』と常に主格のままにするのではなく、文章に合わせて変更することが必要だそうです。
もしくは『”Jeg”(“jeg”)-personen』と書くのが良いということでした。

また、med ~ sin, はそれで一組なので、med を一つにするなら、対象を書いて”sin”は最後の単語に合わせて変更。毎回、~sinとするなら、全てにmedをつけることが必要。

あとは、文法的な修正ですね。musikkは単数扱いなので複数形にしなくていいとか、音楽は見るものではなく聞く物なのに、聞くという単語を忘れていたとか。
「枯れ木」は元の詩からとってきましたが、古い綴り(日本語でいえば「けふ」のような)なので現在の綴りに。
「自分以外、みんな楽しい」というのは、まず「私以外」は、「uten meg」ではなく「utenom meg」。
それと「楽しむ」は、 å ha det gøyということで、Alle har det gøy utenom megに。

ちなみに意味は「クリスマスは楽しい時期。殆どの人は家族や友人、恋人との繋がりを感じる。でも、この詩の『私』は孤独だ。『私』以外のみんなが楽しい。彼らは光を見、美しい音楽を聴く。『私』は光は見ず、枯れ木だけ。この枯れ木は『私』の心のシンボルだ」

という感じ。とりあえず、これらについては「良く出来ました」という感じで褒めて貰えました。
次回も何でも良いから書くことという宿題が出てるので引き続きやります。
a-haの再結成について思うことをこの間モートンサイトに書いたから、それをノルウェー語にしてみようかな…。

Dagbladet有料版のほうは、解らないところを聞くという感じで。一つ「あ」と思ったのは「Kunstelite」という言葉。
「Kunste lite」で切ってしまって意味がわからなかったけど「Kunst elite(エリート)」でした

それとこの箇所

En jovial skotsk fan og autografjeger i Moods of Norway-hettegenser henger utenfor galleriet, og på åpningen blander en gruppe lett identifiserbare kvinnelige beundrere seg med Edinburghs kunstelite.

陽気なスコットランド人がどうしたって?という感じでしたが、i~で「~を着ている」。hengerはスラングでそこでずっとたむろってる状態…この場合はマグネの出待ち。bendrere seg med で混乱していましたが、このmedは、blander medのmedということで解決。autogrfjeger は、jegerはハンターなので、「サインをねだる人」ですね。

このレッスンに限らずですが、毎回あっという間の1時間半です。

Morten Harket.jp (http://www.morten-harket.jp/)の中の人。 二児の母で、フルタイム勤務しつつ、ノルウェー語の勉強をしています。 現在、NORLAからサポートを受け、ノルウェー語の詩の翻訳を実施中。

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