日常/心

「喧嘩する(できる)ほど」に関する違和感の正体

こちらの更新は久しぶりです。7月入ってから、過敏性大腸炎が復活したのか腹痛に苛まされて、6月の振り返りタイミングを失いました。

話は変わって。
語学の話をしてると、頻繁に登場する「○○語で喧嘩できるくらい堪能」という言葉。
この言葉と「喧嘩するほど仲が良い」の「喧嘩するほど」という部分。
ずっとモヤモヤ感があったんですよね。

なんでかなーと、なんとなく考えていたんですが、その違和感の正体がわかりました。
「喧嘩」と「議論」がごっちゃになってる気がするからだと。
先日、話の流れで、そういう話になり
「(ノルウェー語で喧嘩できるか考えて)バーカ、バーカみたいなレベルなら出来るかも」という冗談で返したんですが
そこで気がついたんです。
「喧嘩するほど仲が良い」というのは、「本音を言い合えるほど仲が良い」という意味で必ずしも罵り合いじゃないはず。
もし、罵り合いできるほどという意味での「喧嘩」なら、それは仲が良いように見えても終わってますよね。
互いに傷つかないわけ内ですから。すれ違いとかで喧嘩になったとしてもですよ、やっぱり傷つくわけだから、あけすけに言い合えれば良いってものではないです。
「○○語で喧嘩できる」もそうで、上にもかいたような、子供が思いつきそうな単語並べての喧嘩なら誰でも出来ると思います。
でもこれが、「ビジネスの場で、○○語で議論できる」とか「○○語で交渉できる」とかだと難しい。
相手の言葉を聞き取って、意図をくみ取って、自分の意見とすりあわせした上で発言するわけですから。
多分、「○○語で喧嘩できるほど」というのは、本来は、『交渉出来る』や『議論できる』の意味だと思うんですよね。

私は、ノルウェー語でファンレターなら書けます。アルバムの感想も辞書片手になら、書けると思います。
レッスンでは新聞記事や詩についてその場で感想を言ったり、考えを述べたりすることもありますから、流暢ではないにせよ、意見は述べられると思います。
思いますが、今の仕事について、ノルウェー語で議論しろといわれたら、かなり頑張らないといけないような気がします。
手順を書けなら書けますけどね。
議論になると、会話のスピードも場合によっては早くなるはずですから。

それと、喧嘩って言葉を聞いて思ったのは「あまり、喧嘩したくないよなあ」ということでした。
時には戦わなくちゃいけないことはあるわけですが、それは議論とか交渉に入るのかなというイメージです。

そこで思ったのが、こうやって本来「議論」とか「交渉」という単語を使うところを「喧嘩」にするから、議論が喧嘩になって、相手の人格そのものまで否定したような形になったり、自分の人格そのものを否定されたような気持ちになりやすいのではないかということです。
議論や交渉と喧嘩は違うのに、一緒くたにするからおかしいことになるんですよね。
学校教育でも、(今は知らないけど)昔は感想文は書かされても、議論するという授業はなかったから、余計にそう感じるのかもしれませんが。

ところで、私は「ノルウェー語とイチャイチャする」とか「Wordpressといちゃつく」とかという言い回しをよくします。
(昔はプログラムと遊んでくるというのもありました。プログラムを書くときに使ってました)
ふと、これはどんなときに無意識に使ってるんだろと考えたときに解ったのが、「時間を気にせず、楽しく集中してやる」ときに使っていることに気がつきました。

「ノルウェー語とイチャイチャする」というときは、勉強していることもあれば、ノルウェー語のサイトをみて訳していることもありますが、「これをやらなくちゃいけない」という気持ちでやっているのではなく、飽きたら同じノルウェー語関連での別のこと(たとえば文法の勉強をしていたのに飽きたらyoutubeでノルウェー語のインタビューを見ながら聞き取るとか)を好きにやって満足したらやめるという感じ。
「Wordpressといちゃつく」は、プラグイン入れたりスキンを変更したりしながら、自分の好みに構築していくような時に使っているようなんですね。
多分、料理が好きな人は、料理するときに凄く楽しくできるんだろうなーと思うし、裁縫好きな人は、縫いものをしながら笑顔でいられるんだろうなと思うのです。
私もノルウェー語やってるときや、Wordpressの設定してるときは、できあがりをイメージして凄く楽しいので。文法ならパズルを作ってるような感じ、何か訳してるのなら、そこにある宝物を掘り当てるような感じです。
そういう幸せになれることに「いちゃつく」という言葉を無意識にあててたというわけです。

ノルウェー語で「喧嘩できるほど」と表現したくないのは、「触れていると幸せになるものに喧嘩という概念を持ち込みたくない」のが大きいのかもしれません。

料理や家事全般についても、「仲良く」出来ると家事の効率はあがりそうなんですけどね。

Morten Harket.jp (http://www.morten-harket.jp/)の中の人。 二児の母で、フルタイム勤務しつつ、ノルウェー語の勉強をしています。 現在、NORLAからサポートを受け、ノルウェー語の詩の翻訳を実施中。

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