日常/心

「モーツァルトVSグリーグ 知られざる2台ピアノの競演」を見てきました

1月に行われた日本・ノルウェー協会の新年会で、日本グリーグ協会に所属するピアニストの方とお話をしたのですが、
その方が出るということで、「モーツァルトVSグリーグ」という興味深いタイトルのコンサートへ行ってきました。

私自身は子供の頃にピアノを習っていて、ピアニストに憧れたことはあるけれど、クラシックの曲が流れてすぐタイトルが解るほど詳しいわけではないので、当然、モーツァルトの曲に、後にグリーグが第二ピアノを作曲してデュオが出来るようにしたことなんて、このコンサートまで全く知りませんでした。

コンサートは、まずは最初にモーツァルトのオリジナルをソロで。
次に同じ曲をソロ+第二ピアノのデュオで。
これを全5曲やるというもので、時間も3時間に渡るものでした。
私は時間の都合上、最後の2セット(2曲のソロとデュオ)は聞けなかったのですが、とても楽しかったです。

私は第二ピアノの鍵盤が見える位置だったので、第一ピアノと第二ピアノを分けて聞くことが出来ました。
ひっそりと寄り添うようなパートもあれば、元の曲の音の「キラキラ」感を増すように感じるもの、元の曲と(良い意味で)ぶつかって豪華になっているものなど、色々ありました。
特に感じたのは、低音の魅力でした。
安易に考えると、高い音のほうがキラキラ感はあるような気がしますが、低い音の包容力とそれによるきらきら感の増大とか。

宝塚のデュエットダンスに使われたらきっとロマンチックだろうなーと、思わず目に浮かぶようだったのは、きっと、その包容力と二台のピアノ曲の相性の良さが、男役と娘役のように感じたからかも知れません。

Morten Harket.jp (http://www.morten-harket.jp/)の中の人。 二児の母で、フルタイム勤務しつつ、ノルウェー語の勉強をしています。 現在、NORLAからサポートを受け、ノルウェー語の詩の翻訳を実施中。

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