映画・曲・本の感想

『愛と恐れ -愛は恐れをサバ折りにする』読了

以前本屋にいったときに偶然みつけ、その副題にある『愛は恐れをサバ折りにする』に目が釘付けになっていた、『愛と怖れ―愛は怖れをサバ折りにする。』
を購入し、読了しました。

「いつも気にしてしまうあなたへ」は心理カウンセラーの方による本でしたが、この本も精神医学に携わっている著者が、スピ系ではやたら出会うキーワードの一つ、「奇跡のコース」を取り入れてどういう風に気持ちの持ちようを替えたらいいかというものでした。

この手の本は、どんな本でもそうですが、読んだ後というのは気持ちの持ちように気をつけて楽に過ごせるようになるものだと思います。
ただ、日々の生活の中で忘れてしまい、また読んで…を繰り返す部分もやはりあるわけで。

そうなると、「簡単な方法が一番、覚えやすくて実践しやすい」ということになるのかも。

この本は、レッスン1から10までわかれていて、そのレッスン毎のキーワードが、巻末のカード10枚に書いてあり、持ち運べるようになっています。
オラクルカードのように、ちょっとぐらついたときに1枚ひいて実践するのもよし、毎日1から純に10まで完了したら1に戻るでもよし、この読んだことを、心の倉庫にしまいっぱなしにしない方法に乗ってみるのは、いいかもしれません。

ところで、この本。レッスン内容もですが、それと同じくらい強い印象を残したのが「訳者 あとがき」です。そもそもの「奇跡のコース」の経緯、そして、この本の訳者が実は著者と出会って訳をすることになったことが書かれています。

つまり、翻訳家ではなく、この著者自身もまた心理学やコミュニケーションの専門家なのです。
それも、著者に強烈に惹かれた故に訳すことになったという。

今、まさにそのような出会いを経て、詩を訳している自分としては、この経緯が自分への励ましにも感じられました。

そして。自分の持つ恐れに対して「サバ折りに出来そうか」という点については、まさにこの本が終盤にさしかかった昨日、「テスト」のようなことがあり、なかなか寝付けなかったのですが、朝早く起きて読み終えたと同時に、少なくとも先日、リーディングセッションで言われた「『聖☆お兄さん』のイエスやブッダの、ルシファーやマーラーに対する態度のように接する」ためのキーはみつけることができました。

うまくいえませんが、リーディングセッションのときにiriseさんから言われたことと、この本にある「人は愛によって行動するか、恐れによって行動するかどちらかである」というのが結びついた感じです。

些細なことに恐れを感じて「攻撃は最大の防御」に身を転じそうになっている自分ヨシヨシ、相手もヨシヨシという感じでしょうか。

うん、あのセッションの「コメディ」とはこういうことだったかと、凄く納得しました。たしかに副題の通り、「愛は恐れをサバ折りにする」のかもしれません。

Morten Harket.jp (http://www.morten-harket.jp/)の中の人。 二児の母で、フルタイム勤務しつつ、ノルウェー語の勉強をしています。 現在、NORLAからサポートを受け、ノルウェー語の詩の翻訳を実施中。

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