映画・曲・本の感想

「いつも気にしすぎてしまうあなたへ」読了

『いつも気にしすぎてしまうあなたへ』読了。

立ち寄った本屋で偶然みつけパラ読みして、「これは私のためにあるような本だ」と感じて購入しました。

・自分が傷ついたらどうしたらいいか
・自分が傷つけてしまったらどうしたらいいか
・復讐心をおさえる方法

など、「心が傷つく」ということについて、傷つくこと・傷つけることの両面からと、傷ついてしまった場合の「昇華の仕方」、「思いやりの伝わる話し方」、傷つけてしまったことで自分も傷つくということなど、多方面から分析し、書かれてました。

いくつか、「ああ!」と思ったこと。

・復讐心は、愛の心からの謝罪でなくなることがある。
・相手が要求を明らかにしてくれない限り、こちらは何もできないことを表明しましょう

前者は自分に照らし合わせると、「ああ、そうかも」と。「謝ってほしい」という気持ちは私にもとっても覚えはあるので。
後者も、自分の経験から「あったなー」と。自分が「わかってくれてもいいじゃない」になってることもあれば、逆に「かわいい事をいってくれない」と言われたこともあります。
このときは、如何にして相手にとって心地いい言葉を選べるか悩んでいたんで、それを選べない自分を責めましたけど、よくよく考えてみたら無理ですよね
この本では「傷つくための罠」と書かれていますが、そんななぞなぞみたいなことされて、答えが正しくないからって。普通に無理ゲーです。

この本は読んでいて心が痛いです。自分の痛みに気づくし、また、自分が傷つけた態度にも気がつくからです。心が痛むけど、曖昧な優しい言葉でごまかさないからこその、腑に落ちる部分がある本でした。
いわゆるスピ本ではなく、心理カウンセラーさんの本なので、スピ系が苦手な人でも違和感なく読めると思います。

Morten Harket.jp (http://www.morten-harket.jp/)の中の人。 二児の母で、フルタイム勤務しつつ、ノルウェー語の勉強をしています。 現在、NORLAからサポートを受け、ノルウェー語の詩の翻訳を実施中。

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