NRKのドキュメンタリー、『クリスチャンサンドのお坊さん』をみた
モートン・ハルケットが無料の30分ライブ(公開録画)をするよ、というニュースが入ってきたので、NRK TVのサイトについて見ていたところ、最近のNRKの番組が、かなりの割合で字幕付きになってることに気がつきました。
「これは勉強になるぞ!」ということで、お約束のようにa-haとMorten Harketで検索。そこそこ楽しんだ後、「Japan」というキーワードで検索してみました。
予想通り、尖閣諸島や2010年の地震と津波のニュースが殆どでしたが、そこに目を惹くドキュメントが二つほど。
一つは、両親が宣教師で日本のノルウェー学校で過ごした女性のトラウマの話。
これは日本がどうというよりも、宣教師がありとあらゆる国で布教する傍ら、10歳に満たない子が遠い国で親と離れて寮生活をしなくてはいけない、それも、学校以外に知り合いもいない環境で、というのを問題視しているものでした。
学校名もでていましたが…。この宣教師派遣をしていた母体は、彼女のように親と引き離されトラウマを持つようになった人たちに賠償金を払っているというもので、切ないというだけでなく、色々複雑な気持ちになりました。
そして、もう一つが、このエントリのタイトルにもした『クリスチャンサンドのお坊さん』。柔術を学びに日本に来て、その過程で仏教に触れ、横浜の総持寺で仏教を学んだらしい。(私は総持寺の学校出身なのでとても懐かしかったです)
日本では学校の英語の先生もやっていたようだけど、いっそ、総持寺横にあるカルチャースクールでノルウェー語やってくれたらよかったのに。
(って、今はもうないかも?>カルチャースクール。自分が中学生のときは、学校に案内がよく来てた)
それは兎も角、今はクリスチャンサンドでお坊さんをやりながら、養護クラスの先生をやっているようで
・自分の人生に責任を持つのが大人
・我々はみんな違うけど、それぞれに価値がある
・だからこそ、支え助け合うことが大切
ということを生徒に教えたいのだと言っていました。
自分がさんざん、中学・高校の六年間で教わってきたことばや考え方が、このお坊さんにはあって、ノルウェー語で仏教の教えを聞くことが、なんだか懐かしさと勉強とが入り交じって不思議な感じでした。
youtubeにあったら、日本語つけてアップしたいくらいなんですが、残念ながらありませんでした。
「ブッダは神じゃなくて人間だったんだよ。だからこそ、人間の悩みについて扱ってるんだ」「宗教とかではなくて、寧ろ、考え方なんだ」と言っているところには、「そうそうそう!」と。
他にも「ここがよかった」を取り上げると、枚挙に暇がありません。
とてもいい本を一冊読み終えた時のような、「見応え」のある番組でした。
日本では以前より、ノルウェー人の人やノルウェー語の教室が増えたように思います。
2000年は、ネットでノルウェー語の先生を探しても、神戸にしかいなかったですし、今のようなスカイプレッスンなんて夢のまた夢でした。それでも、日本にいるノルウェー人の方は多いとは言えないでしょうが、ノルウェーで日本の仏教式のお坊さんというのは、それ以上に希有な存在ではないかと。
それでも、頑張ってほしいなーと思いました。
NHKは、よく海外のドキュメンタリー等も放送してますし、ぜひこれも放映してほしいです。
ものすごく良い番組だと思うので。

Morten Harket.jp (http://www.morten-harket.jp/)の中の人。
二児の母で、フルタイム勤務しつつ、ノルウェー語の勉強をしています。
現在、NORLAからサポートを受け、ノルウェー語の詩の翻訳を実施中。

