ノルウェー語

GjerneとOfteの違い/副詞の位置

GjerneとOfteの違い

以下は去年8月に投稿したつもりになっていた記事です。それに参考になるものが新たにでていたので追記して投稿します


8月初回のレッスンは、都合により1ヶ月ぶりのレッスンとなりました。今回は文法書にある説明文でわからなかった箇所があったので、そこについて主に質問していました。文法書にあった説明文はこれ。

Predikativet inneholder gjerne nye opplysninger, og substantivet står da i ubestemt form :(例文)
述語(部)には新規の情報が含まれることがよくあるが、その場合、名詞は未知形になる。

gjerneでよく使われるのは「ぜひ(~したい)」という意味なので、ここでは続く単語が「新規の情報」なので「ぜひ」ではないなのは確か。そこで辞書で調べたら「ofte(しばしば、頻繁に)」という意味がヒット。うーん、ではなんでここではofteを使わずにgjerneを使ったのかということで質問していたのでした。先生曰く、「gjerneには、…では~する傾向がある、…ではよく~するという意味がある」が、ofteでは「(偶然的な感じで)よく~する」というニュアンスだそうです。「最近よく雨がふるよねー」だったらgjerneは使わず、ofte.(I det siste regner det ofte.)。「6月はよく雨が降る」にofteを使うと「頻繁に」降るイメージだが、gjerneを使うと「殆ど晴れの日がない」みたいなイメージになるそう。会話ではほぼofteでよいとのこと。

副詞と接続詞

もう一つの質問は「da」。この「da」は、前の文章を引き継いで「その場合は」になるわけだけど、私のイメージだと「da」って文頭のイメージだったので。文頭にある場合と、この場合の位置でニュアンスが変わるか確認。

今回の場合、前の文章が関係詞で始まってないので、二つの文を等位で繋げるのにog(英語のand)は必須。もし、daを前にしたいのであれば、「og da står substantivet i ubestemt form」となるとのことで、前の文章があるからogは必須。daの位置によっての特定の何か(名詞や未知形)が強調されるのも特にないとのことでした。よくよく考えてみると、この文章は単純に二つの文をogで繋げてるだけなので、副詞の「da」を動詞の後という定番の位置に入れてるだけなんですよね。

これに関連して、改めて「副詞の要素を持つ関係詞」と「副詞」の違いについて勉強し直しました。

これは、「Derfor(結果)」と「Fordi(理由)」の使い方についてのビデオですが、15秒目のところ。Derfor は副詞なので文章全体の頭に置くことができる。fordiは従属接続詞なので従属節の頭に置くことができる。なので、「私はモートン・ハルケットが好きなのでノルウェー語を勉強している」の場合、「Jeg studerer norsk fordi jeg liker Morten Harket」もしくは「Jeg liker Morten Harket, så jeg studerer norsk」で、Derforを使う場合は、「Jeg liker Morten Harket . Derfor studerer jeg norsk」。

この理屈を「da」に当てはめると「da」は「時間を表す関係詞」と「それなら」を現す副詞があるので、「初めてTake On MeのMVを見たとき私は14歳だった」の場合は「~だったとき」の関係詞(従属接続詞)として従属節の冒頭に「da」を使用。(Jeg var 14 år gammel da jeg så musikkvideoen til “Take On Me” første gang.) この時、daは関係詞(従属接続詞)なので直前のコンマはなし。そして、「それなら」を現す「da」は関係詞ではないので、従属節の文頭にはならないから「コンサートの初日行くんだ? じゃあ会場前で会おうよ」の、「じゃあ会場前で会おうよ」のときは、二つ目の文章の冒頭として「da」を入れて、「Da møtes vi foran 会場名.」もしくは、カンマのあとにogを入れてog da møtes vi foran 会場名

なので、あてはめると「Predikativet inneholder gjerne nye opplysninger, og substantivet står da i ubestemt form :(例文)」でDaを文頭にするとしたら、ogでは繋げず、Predikativet inneholder gjerne nye opplysninger. Da står substantivet i ubestemt formとなるし、元々の文章でdaがstårの後ろに来るのは、ogによる等位接続の語順での副詞の位置は「ogの直後または動詞の後ろまたは文末」だからですね。

(ここから新たに追記)このog+副詞について、割と最近出たビデオが説明してました。

要約すると「副詞は文頭にしかおけないが、長い文章にする場合は一端カンマを入れて文章を区切り、og+副詞で繋げることができる。Derfor(~だから○○する)の場合は 『~, og derfor』、Likevel(~だけど○○する)の場合は『~, men likevel』を使う」ということのようです。

ところで、文頭にある副詞のあとは基本的には動詞がくるのですが、Kanskjeだけはちょっと違うなー(Kanskje detもKanskje 動詞もある)と思っていまして。これについては、また次の記事で。

Morten Harket.jp (http://www.morten-harket.jp/)の中の人。 二児の母で、フルタイム勤務しつつ、ノルウェー語の勉強をしています。 現在、NORLAからサポートを受け、ノルウェー語の詩の翻訳を実施中。

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