宝塚

『1789』4/18 13:00 感想

プレビュー公演を見てから約一週間、『1789』のマイ初日でした。
前回より席が良く、オペラグラスなしでも表情が見えました。
プレビューでは兎に角、初見なのでストーリーに追いつくので精一杯。舞台全体をみたり、役者と役名がイマイチ一致してない部分も多かったので、今回は舞台全体をじっくりみようと決めていきました。
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今日の出演者は
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ロナン:加藤和樹  オランプ:神田沙也加  アントワネット:凰稀かなめ
でした。

前回プレビューをみたときに、この役は、ねねちゃんもぴったりだけど、神田沙也加のイメージにはどんぴしゃだなーと思い、気になっていたんですよね。
神田沙也加さんの声はお母さんに似てますね。元々聖子ちゃんファンなので、声質は好きです。加藤和樹さんとのデュエットも、声の相性がいいなあと思いました。ただ、残念なのは、身長差がありすぎて、若干ラブシーンが不自然に感じることでしょうか。
加藤さんは181cmだそうなので、余計に感じるのかもしれませんね。
代わりに、「小さい身長の兵士を探せ!」のシーンは、説得力がありましたけども。

プレビューで、声が良いんだけど誰が歌ってるか解ってなかった箇所は、今回、前もって見たプロモ映像と舞台で判明しました。
デムーランでした。渡辺大輔さんですね。あと、凄く歌の上手い人がいると思ってたのはダントンでした。上原理生さんでした。
しかしあれですね、今Wikiで調べたら、ロベスピエールも含め、この親友3人組+ロナン、全員180cm越えなんですね。
今は割と180cm越えって普通なんでしょうか。私の世代だと180cm越えといえば、洋楽アーティストのイメージです。強いて言えば、岡村靖幸が182cmくらいか。

さて、肝心のかなめさんアントワネットですが、歌も演技も深みが増してました。
プレビューの時には、フェルゼンとのパレ・ロワイヤルのシーンでは、泣く時の流れが唐突に感じたのですが、今日は二回目で展開を知ってるからというのを抜きにして、凄く自然に感じました。アントワネットが本当にフェルゼンを愛していて、その溢れる想い故の涙だとダイレクトに伝わってきました。
だからこそ、最後の賭けの後でフェルゼンにきっぱりと別れを告げるシーンで、如何に自分の気持ちを抑えて、フランスへの愛を全うしたのが伝わってくるような感じがしました。プレビューの時も凄くよかったけど、更に上を行くというか…。

Twitterにも書きましたけど、最後のシーンは本当に、フランスの王妃を通り越して最早女神でした。貫禄とかではなく、「女神のオーラ」を纏っている感じ。
プレビューの時も「国母こそ、私の役目」というのは伝わってきたんですが、個人としての愛(恋愛)ではなく、もっと大きなものを選びとったからこその、覚悟のある美しさを感じずには居られませんでした。

次は5月8日に見に行きますが、きっとまた凄くなってるんだろうなあと思うと、今から楽しみです。

Morten Harket.jp (http://www.morten-harket.jp/)の中の人。 二児の母で、フルタイム勤務しつつ、ノルウェー語の勉強をしています。 現在、NORLAからサポートを受け、ノルウェー語の詩の翻訳を実施中。

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