ミニストップのニュースと声優のセクハラ発言ニュースに思うこと
今週、二つの対照的なニュースが入ってきました。
一つは、「ミニストップが成人向け雑誌の取扱を中止」。もう一つは「声優がイベントでセクハラ発言で炎上」というものです。
最近、つくづく思うのが、成人向けコンテンツの境目のなさっぷりだったので、コンビニのひとつが成人向け雑誌を取り扱うのを廃止したというのは、とても良いことだと思います。
なんでも昔が良いというつもりはありませんが、私が子供の頃はコンビニなんというものは存在しませんでした。
商店があって、そこでお菓子やパン、飲物を売っているような感じ。
雰囲気がわからない人は「はじめてのおつかい」という絵本を読むと、どんな感じかわかると思います。
成人向け雑誌は、なんかちょっと商店街の奥まった薬局と他の店舗の間にある、怪しげな自販機とか、大人から「あそこは近づいちゃダメ」と言われている謎の自販機が沢山おいてあるところの自販機にあったイメージ。
あるいは、普通の本屋さんで、大人から「あの本屋は行っちゃダメ」と言われる本屋さんにはおいてあったり、区切られた区画があって、そこに置いてあったりとか。
更に、どういうわけか、台風などの大雨の翌日とかに突如、道路に落ちてるわけです。見開きページが不自然に開かれた状態で、ずぶ濡れで。
あれは、なんでだったのか今も謎ですけど。
だから、コンビニが出来て普通に置かれているのは、本当に驚きました。
ちょっと暗い場所にあったはずのものが、いきなり白日…というか、蛍光灯の下にさらされて、「りぼん」とかと一緒においてあって良いのかっていう。
今40代以上の人ならわかると思うんですけど、80年代とか90年代って一応、ちょっと大人な映画って夜中にやってたと思うんですよ。
2:00とかね。
a-haのミュージックビデオ見るために2:00くらいまで起きちゃってたらいきなり始まる「青いなんとか」シリーズ。
まあ、今のスマホCMに出てくる漫画に比べたら全然、たいしたことないようなやつですけど。それでも、夜中でしたし、やたら巨乳のロリ顔娘の出てくるアニメなんて
深夜アニメにしかありませんでした。
ただし、綺麗なお姉さんがそこはかとなく色気を出すアニメ(ルパンとか、キャッツアイとか)とか、下ネタ満載のアニメはありましたけどね。主にジャンプ・チャンピオン系の。
最近はホント、「アニメ」であっても、なんかすごいのが普通の時間にやってる。
子供の頃から、蛍光灯にさらされた成人雑誌が身近な人たちが判断する立場になるのなら、別に時間なんて確かに関係なくなるものね、と。
成人向け雑誌が、これを機会に全てのコンビニから撤去されると、少しは「子育てしやすい社会」にもなると思います。
だって、子供の遊び場はどんどん減って(公園はゲートボールのみ、野球やサッカー禁止ってところもあります)、でも成人向けコンテンツは目につくところに
溢れていて、それでいて、なんだか今度は「子供のいない人に税金」だの「多産の女性を表彰」だのという話もあるのだとか。
順番間違ってるし、その前に、これだけ働きながら子育てしろとか言っておいて、「いっぱい生め」って奴隷じゃないんだぞ、それこそどこの成人向けコンテンツだっていう話です。
そんな社会で、世界的にみた男女平等の順位がさがりぱなしの日本で、生んで育てたくなるわけないじゃん。
というわけで、ミニストップには「よくやった!」と言いたいです。
そして、声優のセクハラ発言炎上の件。
なんでも、もともとは先輩声優が言おうとしていたセクハラ発言を、タイミングを逃したことから、後輩に言わせたことで後輩のほうが炎上してしまったのだとか。
自分のキャラなら大丈夫(だと思った)ものを後輩に言わせたことを反省しているようですが、まず…その、昭和のドラマですら、サスペンスドラマで恨みをかうような設定の場所(ありがちなところだと場末のスナックとか、ホテルの宴会場とか)でしか出てこないような、「セクハラで女の子をからかって笑いを取る」ってやつ。
何一つ面白くないから止めた方が良いと思うんですよね
古くは、痴漢を生み出す文化を創ったと個人的に思ってる「スカートめくり」もそうですけど、女の子が本気で怒ると
「冗談だってー、君なんか相手にするわけないでしょー」とか「まったく、かわいげがないなあ」と言って、ついでに「そんなことで怒ってるとお嫁にいけないよ」とか追加発言して笑いを取る。
結果、対処としては壇蜜風に「全く、こどもなんだから」で躱すか、しずかちゃんみたいに「やだーのび太さんのエッチ!」で躱すしかないっていう面倒くささ。
昔から思っていたけど、それ、何が面白いの?楽しいの自分達だけじゃね?
吉本の女性芸人のルックスいじめもそうだけど。
わかりあってて軽口として出来るのはハラスメントじゃなくていじりなんだという訳わからない言い訳も、(セクハラに限らず)よく聞くけれど、そういう問題じゃないと思う。そう言わせてしまうこと自体に問題があるわけで。
今回は、その言わされた声優からみたら、場合によっては断れないという意味ではパワハラでもあるかも。
だいたい、声優さんのお仕事って、キャラに命を吹き込むお仕事じゃないですか。
声優が品行方正じゃなくてはいけないとは言わないけど、男性声優のターゲットには勿論、女性向けコンテンツ(二次元のカッコイイ男性キャラとかね)もあるわけで。
二次元と現実は違うのはあたり前だけど、でも、やはり、そういった自分がやってきたキャラをも汚しかねない行為だと思います。
そのイベントが、それこそ成人向けコンテンツのイベントで、セクハラ発言をキャラとしてすると喜ばれるという特殊な例なら話は別かもしれませんが。
聞く限りそうではないですしね。そういう特殊な例でも無い限り、すべき発言ではないと思いますね。
この手のセクハラ発言で笑いを取ろうとする文化も、コンビニに成人向け雑誌が置いてあるのと同様、滅んで欲しいです。

Morten Harket.jp (http://www.morten-harket.jp/)の中の人。
二児の母で、フルタイム勤務しつつ、ノルウェー語の勉強をしています。
現在、NORLAからサポートを受け、ノルウェー語の詩の翻訳を実施中。


