Working Mother,  ノルウェー語

コロナ禍でのノルウェー語学習

気がつけば、昨年のBergenstest(ノルウェー語上級試験)以来、全くノルウェー語について更新していませんでしたが、勉強は続けています。テスト前ほどではありませんが。ただ、ノルウェー語学習に関する環境はコロナ禍で大きく変わりました

2011年、ノルウェー語学習を始めたとき、上の子供は小学生、下の子はまだ保育園でした。したがって、当時の勉強方法は本による自習と、Italki.com(言語交換のSNS)で添削してもらうのと、Skypeでのオンラインレッスンでした。勉強は朝4時から子供が起きてくるまで。それから昼休み。子供が大きくなるにつれ、カフェレッスンなど対面式が中心になりました。勉強も、子供が育つにつれ、逆に朝の時間が使えなくなり、昼休みのほかは、仕事を早くあがってからネットカフェで自習したり、スタバでカフェレッスン前に自習したりと、「自宅外」が増えました。これには、一つ大きな欠点があって、仕事が忙しかったり、昼休み明け13時から別のフロアで打ち合わせがあったりすると、十分に勉強するだけの時間確保が難しいというのがありました。昨年のBergenstest関連の投稿にも、「時間確保が難しい」と書いています。

そして、今年。10月にBergenstestがあったら再挑戦するつもりで勉強しようと決めていたのですが、コロナ禍で環境が激変しました。

在宅勤務メインになって代わった勉強する環境

コロナの影響で、私の仕事は在宅勤務での業務になりました。これ自体は、以前からたまにやっていたし、問題はありません。最近になって週一は通勤することになりましたが、それまでは3月末からほぼ在宅勤務という状態になりました。それだけでなく、子供達も学校ではなくオンライン授業ですから、家にいる…つまり、「昼休みに静かな場所で集中」という方法は、取れなくなりました。反対に、在宅勤務が恒常化したことで、在宅勤務のための環境を整えたことで、勉強しやすい机周りにはなりました。サンワ・ダイレクトで、座椅子と座卓、それからファイルワゴンを本棚代わりに購入したので、手を伸ばせばすぐノルウェー語の教科書やドリルを取ることができます。(ちなみにこれです⇒ファイルワゴン)。これまでも、本棚はあったのですが、高さを変えられなかったし、本の支えの部分もなかったので、背の硬いドリルや資料は寝かして入れるしかなく、不便だったのです。高さがちょうど取りやすい高さなのも幸いしました。これまでは、会社行くときに鞄に勉強道具一式いれてかなり重かったので、重たい荷物をもって移動しなくて済むのはかなり楽です。

問題は「いつ勉強するか」ですが、これも最近、やっと解決しました。在宅勤務が恒常化したことで勤務時間で「早く開始して早く終わる」ことが出来るようになったからです。もともと、私は割と早起きで、5時半くらい…早いと4時には起きています。ですから、開始時間を早くできるなら、それにこしたことはないわけです。朝勉強する時間を捻出するのは難しいと書いた通り、通勤もあるし家のこともある状態での時間捻出は難しいですが、一日中家にいるのなら通勤時間は不要です。打ち合わせの時間などがあれば別ですが、そうでなければ、早い時間から開始して15時には業務を終えることも可能になりました。加えて学校もオンラインから『通学』になったことで、「静かな環境で」集中しやすくなりました。

Skypeレッスンと自習方法

そして、レッスンですが、子供が小さかったとき同様、Skypeになりました。Skypeの場合、対面と異なり、ノートをその場でチェックしてもらうことはできないので、作文もワークブックもやったところを画像で送る必要があります。それだけでなく、書き込みもできないので、先生の言っていることを聞きながら自分でノートに書き込むことになりました。ノルウェー語の勉強を始めた当初は、ワークブックも簡単だったのですが、今はそれなりに難しいので、確認しながら進めています。チェックしたあと、もう一度声に出して読み返すとか。これはこれで、聞き取りと会話の練習になりますが、その場でチェックしてもらうよりも、チェックの確認に時間が取られるので、時間を活かすためには予習が必須になりました。

自習方法としては、上にも書いたように「参考書がいつも届く場所にある」状態になったので、教科書やワークブックをみて「これって…?」と疑問に思ったら文法の教科書を開いて確認することができるようになったのは良かったです。また、NRKのラジオを聞いたり、youtubeのノル語学習の動画をみるのも意識してやるようにしています。ノルウェー旅行中は普通にノルウェー語が頭にありますけど、レッスンとレッスンの間が空くとあっというまにノルウェー語の発音とかが聞き取れなくなるので。

在宅勤務によってチャンスは増えるのかも?

私が在宅勤務を開始したとき、保育園の先生が「家にいるなら子供を見られるでしょ」と言ってきて「じゃあ自営業のこどもは預からないんですね」と返したことがあるのですが、そういった誤解も解いていければ、「家と会社と保育園の三角形の大きさ」(これが大きいほどシンドイと言われている)に縛られることなく、資格取得のために勉強する時間や余裕をもった状態での子供と過ごす時間を捻出しやすくなる気がします。

今回、在宅勤務によって折角、ノルウェー語の勉強時間を捻出できるようになったので、有効に活用したいところです。今年は結局Bergenstestはなかったですが、来年またあるのなら、ぜひ合格したいところです。欲を言えば、Bergenstestもオンライン化してほしいところではありますが。

Morten Harket.jp (http://www.morten-harket.jp/)の中の人。 二児の母で、フルタイム勤務しつつ、ノルウェー語の勉強をしています。 現在、NORLAからサポートを受け、ノルウェー語の詩の翻訳を実施中。

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