ノルウェー語

ノルウェー語勉強し始めて10周年になってしまった

昨年の12月で、モートンのファンサイトが10周年を迎えたのですが、これはつまり、今年でノルウェー語勉強し始めて10年ということになります。ついでに、オラクルカードとか始めたのは2011年の7月頃なので、そっちもあと半年以内で10年ですね(笑)

最近、youtubeで頻繁に「英語学習」の動画を見てます。発音の仕方とか、どうやってヒアリング能力や発音を身につけたかとか。語学という意味では同じだと思っているので、とても参考になります。今日もこちらの動画を見てたのですが、

この「メンタル」って話、すごくわかります。なんか恥ずかしくなってしまうんですよね。他の人の動画でも、「外国語を話している自分を演じる」という話は複数出ていて、かつ、以前にも「話したりするときにすごく勇気がいるじゃん?」と言ったときも「話せる自分を演じるんだよ」と言われたことがあり、ものすごく納得しました。この方は、他の動画も面白く発音について教えてくれるので見応えがあります。

ノルウェー語に関しては、いつもお世話になっているのは、こちらのチャンネル。

このビデオのように発音を教えてくれるものから、イディオムの紹介、似た単語の使い方など多岐にわたっていて、お勧めです。ちなみに、このビデオでは「Æ」を発音するときは、ハンバーガーを口に入れるような感じで発音、「Ø」はお腹に手を当てて舌は歯の後ろにしまった状態で音を出す、難しければ咳き込む音、「Å」は簡単でおそらくこのビデオをみてる人の母国語の「お」がそうかもみたいに話しています。実際、日本語の「お」と一緒だと思います。

このチャンネル、もう2年くらいお世話になってるわりには、この発音の動画は昨日だか一昨日にみつけました。それくらいいっぱいあるので…(言い訳)。ちなみに、下のビデオがでたばかりのとき、これで練習しようとしたこともありますが、無理でした。

そんな感じで、英語の勉強方法の動画とかを見つつ、最近では、youtubeでNorsk Vlogと検索して「どれくらい理解できるか」を試してみたりしながら、週に一度のレッスンはSkypeで実施という感じです。

10年でどれくらい進化したのか

とりあえず、10年も勉強していれば超ペラペラですと言いたいところですが、ノルウェーに留学でもしていれば、そこで初級とか中級の試験が受けられるのでレベルがある程度見えるんですが、何分、日本では上級試験しかなく、試しに二回ほど受けて不合格ですから全くわかりません。ということで、10年間でやってみたこと、できたことを考えてみると

  • Rem氏から許可を貰い、彼の詩を訳し始めた(2011年冬~)
  • ノルウェー旅行中に道を教えてもらった (2012年)
  • ノルウェーのホテルでカードキーが上手く動作せず、その場にいたホテルの従業員さんに動かないの…といって対応してもらった.(2012年)
  • とある(ノルウェー語文字だけの)ビデオの翻訳を頼まれ日本語にした(2013年)
  • Rem氏の公認サイト作成、翻訳開始。NORLAからの援助を受けた。(2013年)
  • ノルウェー文学セミナー2016参加(聴講のみ)
  • ノルウェー旅行中に周遊券を購入し利用の仕方を説明してもらった(2016年)
  • ノルウェー旅行中に頭痛が悪化し、薬局で薬を購入した(2016年)
  • モートンのMCが理解できるようになった(2016年)
  • Rem氏とモートンの魅力についてノルウェー語で語り合えた(2016年)
  • ノルウェーでタクシーを捕まえて利用できた。雑談をした(2018年)
  • ホテルで、駅までのタクシーを呼んで貰えた(2018年)
  • モートンのMCを聞きながら笑うところまで出来るようになった(2018年)
  • ノルウェー文学セミナー2018で翻訳講義受講(2018年)
  • Rem氏が日本に来日したので淺草を案内しながら、お参りの仕方を話したりとランチを取ったりできた(2018年)
  • 日本ノルウェー協会のクリスマス会にRem氏が出て朗読を発表したのでその翻訳として日本語で翻訳した詩を朗読した(2018年)

この間、2017年と2019年にノルウェー語上級試験(Bergenstest)を受けて落ちたり、Morten Harketが出演したThe Voice や、NRKのインタビュー番組の内容を聞き取りながら翻訳したり、youtubeに字幕入りのを載せたりしてました。

ノルウェー旅行中は、ホテルにいるときは割とずっとテレビをつけています。朝なら子供番組を見たりとか、夜ならニュースとかを見てすごしてるんですが、そうすると、耳がノルウェー語に慣れてくるので、ノルウェー旅行中のほうがレッスン中よりもスムーズにヒアリング出来てるかもしれません。日本でもネットを介して見ることができる国営放送のNRKの番組は、字幕があるので聞き取れないところは字幕で補いながら見てるとだいたいわかります。同じテレビ番組でも、いわゆる民放のTV2が流している番組については、字幕がないので話す速度によりけりですね。読む方については、(分野にもよりますが)話すよりは楽かもしれません。教科書(Her På Berget)ではノルウェーの社会・歴史などについて触れているので、いわゆる新聞記事っぽいもの、それからモートンのインタビュー関連やRem氏の詩はかなり読み込んでいるので読めるようにはなりました。あと、文法の教科書・テキストも時間かけてがっつりやったので、それなりにはなっているはず。もちろん、苦手な分野はありますが…

それにしても、こう書き出してみると、意外にやっていることが多いですね。

10年間でやってきたこと、教科書など

教科書・辞書

まず最初に購入して8月くらいまでやっていたのが「エクスプレスノルウェー語」。これでノルウェー語の挨拶と文法をまずは勉強しました。その後、カフェレッスンの先生がノルウェーで購入してきてくれた「Norsk nå」でレッスンしながら、「自習ノルウェー語」で自習。ただ、文法でどうにもわからないところがあり(語順とか、定冠詞のあたりとか)、ある程度ノルウェー語がわかるようになってから、「Norsk Grammatikk」を購入したらこれがあたりでした。数年かけてやってますが、これで文法のわからない謎が殆ど解けました。日本語で解説がほしいときは、「自習ノルウェー語」の文法部分を読み直したり、「ノルウェー語文法入門」を見ながら勉強しました。あと、それでもわからない場合は、カフェレッスンで質問してきました。「Norsk nå」のあとは、詳しくはあとで書きますが『Her På Berget』をやっています(現在二週目)。

辞書は「ノルウェー語日本語辞典」「日本語ノルウェー語辞典」のほかに、「ノルウェー語基礎1500語」「ノルウェー語分類単語集」を使っていましたが、これにノルウェー行ったときに購入した「Norske synonymer blå ordbok」も併用していました。これは、載ってない単語が出てきた時に類義語から意味を推察するために使っていました。その後、「Norsk ordbok」「Norsk ordbok med 1000 illustrasjoner: riksmål og moderat bokmål」を購入。2016年2017年頃から、ネットでの辞書サイトが充実してきて、最近ではあまり紙の辞書はつかっていないです。というのも、レッスンで教えてもらったBergen大学の辞書サイトと、Norske Akademiske Ordbok(サイト)、そちて、日本語・ノルウェー語辞書でいうと、dict.com(ノルウェー語⇐⇒日本語)とBergen大学の学生が運営してるjisho.no(ノルウェー語⇒日本語のみ)が徐々に充実してきているので、そちらを併用して使っているのです。dict.comは、「Norsk Ordbok」に載っていた単語はほぼ掲載されている(もしかしたらベースとなっている辞書はこれなのかも)のですが、ここで調べた単語で作文を書いたときに「間違っている」と指摘されることもあるので、訳す時はまずjisho.noで確認、その後、ベルゲン大学のサイトとNorske Akademiske ordbokサイトでノルウェー語から推察して、それでもわからなかったらdict.comで調べたりしています。作文のときはdict.comか、分類単語集をみて書いています。

レッスン

レッスンは基本的にはカフェレッスンまたはスカイプを中心にしてました。最初は、子供が小さかったのでスカイプ、途中からカフェレッスン、そして最近はコロナのせいで再びスカイプです。基本的には週一でカフェレッスンを習いながら他の日は自習してました。最初のうちは、本当にノウハウがなかった分、時間が足りなくて、昼休みと朝の4時からと勉強してました。スクールもいくつか通いました。「ビネバル出版」のGWにあった短期ノルウェー語入門が最初で、その後、「ハルダンゲルクラブ」での初級と中級、それから「ノルウェー夢ネット」での個人レッスン(これは家庭がバタバタして割とすぐ辞めざるを得なくなってしまった)、それから朝日カルチャーセンター新宿での森先生の「ノルウェー語中級」。オンラインでは、初期のItalkiも利用しました。最近ではすっかり、先生とのマッチングサイトになっていますが、当初は言語交換SNSだったので、こちらが日本語を学んでいるノルウェー人の人の作文を添削する代わりに、自分の作文も添削してもらうというのをやっていたのです。あとは、Cafetalkでノルウェー語探して受けてみたりとか…。改めて考えても、何もしてないようで、色々やってましたね(笑)。

オンライン自習

オンラインの無料ノルウェー語コースでは、オスロ大学のコースもありましたね。こちらは全部受講しました。あとは、先ほどビデオを掲載しましたが、こちらのチャンネル。それから、Quizletというアプリにある『Her På Berget』の単語帳もお世話になりました。

これからやってみたいこと、始めたこと

とありあえず、ヒアリングと会話に弱いのは間違いないので、『Hei』(B1)の教科書を購入しました。『Her På Berget』はその上のB2~C1なのですが、そもそもなんでこの教科書が現在二巡目(2008年版をやりきってから2016年版)なのかというと、最初にやっていた教科書(A1~A2,B1 入門~初級、最後の章だけ中級入口)が終わった後、B1~B2(中級)を扱っている教科書『Stein på stein』が売り切れで購入できなかったからです。それで、B1吹っ飛ばしてB2ーC1(上級)のテキストを数年掛けてやりました。『Her På Berget』は、主に社会的な話が中心なので、実は会話文は少なめ。当初の目的(モートンのMCがわかるようになりたい、インタビューの記事が読めるようになりたい)としてはそれでもいいんですけど、今は欲が出て、会話を含む本などを自然に読めるようになりたいし、モートンが出ている(出ていたも含む)ノルウェーの番組やラジオの字幕なしのものもスムーズに聞き取れるようになりたいので、購入しました。

あと、タイミングがあえばやってみたいのは、ノルウェーでオペラとかお芝居とかも見てみたいですね。去年、コロナがなければ11月にノルウェーへ行く予定だったのですが、予定を立ててるときに「もし、時間や日付に無理がないタイミングにお芝居とかあれば見に行ってみよう」と検索してたんですね。結局、ちょうどいいタイミングの上演ものはなく、チケットは購入しなかったんですが(仮に確保できていたとしてもコロナで行けませんでしたが)、今後またノルウェーに行けるようになったらトライしてみたいと思っています。

Morten Harket.jp (http://www.morten-harket.jp/)の中の人。 二児の母で、フルタイム勤務しつつ、ノルウェー語の勉強をしています。 現在、NORLAからサポートを受け、ノルウェー語の詩の翻訳を実施中。

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