日常/心

『セレブレーション100!宝塚~この愛を永遠に~』を観てきました

昨日は『セレブレーション100!宝塚~この愛を永遠に~』を観てきました。席は1F席の一番後ろから二番目。うわ、S席なのにかなり後ろじゃん!と思いましたが、凄かったです。
何がって、席の埋まり具合が。
昨日は私は会社を休暇とって行ってきたわけですが、近くには杖をついた人もいっぱい。
以前、OG公演を観たとき(宝塚と東宝と阪急の映画館で同時中継したときです)も、やはり眞帆志ぶきさんのファンとおぼしき方がいらしていましたが。

もうね、このメンバーが発表になったとき、見に行かなくちゃと思ったわけです。
だって、大好きな日向薫(ネッシー)さんと貴城けいさんが同時に観られるなんて!
欲を言えば「峰さを理さん、南風まいさん、日向薫さん、紫苑ゆうさん」の峰さんトップの黄金ラインナップの並びを観たかったけど。
それは無理だったので。
(峰さんが二番手のときって、一時、大浦さんも星組にいましたよねあのときの星組の充実は半端ないです)

話は戻して。兎に角平日昼間なのに席は満席。そして、始まったときの温かい空気感も凄かったです。
なんというか、そこにいる全員が「100周年おめでとう」って、言葉にしているわけではないのに、全員がそう思っているのが伝わるような空気。

席が遠かったのでオペラグラスを持ってこなかったのを後悔しました。一部ではかしげさんが、I like chopinとダンシングフールをやってくれて、嬉しかったですが、ダンシングフールはもっと大人数で観たかったです。

それで、OG公演またはそれに類するものをみるたびに、「すごいな」と思うのが、初風諄さんと眞帆さん、そして湖月さんなのです。
眞帆さんは、もうかなりのお年だと思うのですが、幕間にオペラグラスを購入してみてみたら、なんとかなり高いヒールを履いていました。そして、歌のある箇所で、「スータン!」とかけ声が。
これ、以前のOG公演でスクリーンでみたこともあるので、恐らくお約束ってやつだと思うのですが。
それをちゃんと受け止めて、メリハリのある声で返してるんですよね。そして、初風さんも、トークのときは上品なおばあちゃんという感じなのに、その歌声の奇麗なこと。
そして、歌っているときのお顔の奇麗なこと。
大げさでなく、30代くらいに見えます。「え、若手の凄く歌のうまい人じゃないよね?」と何度も確認したくなりました。

湖月さんはネッシーさんが退団するときに、星組の組子だったんですよね。だからか、以前彼女のフェルゼンとアントワネット編の最終日(だったかな?)に、ネッシーさんが舞台袖から現れたのをスカステのニュースでみたんですが、感動して「若手」に戻っていた姿がかわいくて。その後、OG公演でおみかけするようになってからは、「この人、凄く男らしい(男役として)」と、観る度にカッコイイナーと実感するのです。

ネッシーさんは二部のゲストコーナーの一人目でした。
お約束で退団公演の「紫禁城の落日」を歌ったのですが、二曲目がよかった。だって、「夢の王のみた夢 エリューシオン」ですよ。
解る人はわかると思いますが。あの時の夢の王はホント奇麗でした。
そして、この曲のりがいいのです。
てっきり、会場中、手拍子になるかと思ったのですが、なぜか手拍子している人は私しかいなかったので、途中で諦めました。
でも、ネッシーさんが登場したときは黄色い声をあげそうになりました。ああ、カッコイイ。

ネッシーさんといえば、平成のベルばらのフェルゼン。ということで、ネッシーさんの歌の後は、初風さんのアントワネット、稔さんのオスカル…、杜さん・麻路さん・貴城さんそれぞれのアンドレ、榛名さんの「愛の巡礼」とベルばらコーナーに。フェルゼンの歌がなかったのがちょっと残念でしたが、更に湖月さんと星奈さん(かな?)の薔薇のタンゴがあり、最後はそのメンバー全員での「愛あればこそ」でした。ああ、「行け!フェルゼン」もあれば!

そして、夢のトークコーナー。「星組」。
星組のモットーは?と聞かれ、ネッシーさんが「よく遊び、よく学び、よく遊ぶ」と。
オープニングで稔さんが、「ネッシーさんにあえて泣きそうになった」と言っていましたが、本当にネッシーさん好きなんだなと、トークでも実感しました。稔さん、本当にネッシーさんとシメさんが好きなんですよね。ここにシメさんがいたらなーと思わずにはいられませんでした。ネッシーさんが退団するときの「歌劇」で、シメさんはベルばらの台詞で喩えてるんですよね。双子座の。
あの二人の絡みは本当に綺麗でしたから。
稔さんがネッシーさんが本役の新人公演をされていたときの苦労として、「襟が長すぎて顔が隠れてしまう」と言っていたのが印象的でした。

そして、何の話題からそうなったのか忘れましたが、星組が実は一番OG公演の出席率が高い話とか、「80周年ではシメさんがトップで運動会で1位を取ったから、90周年の湖月さんのときに頑張ったのに結果は……。100周年はれおんがきっとやってくれるはず」と、その場にいない柚月さんにプレッシャーをかける湖月さんに思わず笑いました。
エマエージェンシーの話もでていて、ネッシーさんのときから、余興は大事だったこと、ネッシーさんがその前にいた月組でも余興が大事だった話になっていました。
それもあっての「よく遊び、よく学び、よく遊ぶ」だそうです(笑)。あと一人一人星組の良さを一言でということで、ネッシーさんが「おおらかさ」を湖月さんは「華やかさ」をあげていました。あとは忘れてしまいましたが…。

そして、その後、歌に戻りの全員集合。ネッシーさんが出てきて思いましたが、ジェンヌさんみんな姿勢がいいですけど、ネッシーさんの姿勢のよさはダントツ。
トップのときのあの姿勢よく、毬藻さんに笑いかけてシメさんにも挨拶するあの感じ!を思い出しました。
やっぱり私はネッシーさんの立ち姿が一番好きです。マントさばきも。

終演後はトークショーで「フェルゼン」がありました。ここでもフェルゼンのうたはありませんでしたが。
高嶺さんがフェルゼンを地方公演でやっていたとは知りませんでした。彼女も相変わらず綺麗で。以前から「白雪姫みたいな人」とは思っていましたが、相変わらず…。
しかし、中身は結構、面白い人だと今回初めて知りました。
フェルゼンの苦労で「タイツが緩んできて下で皺になってしまうので、”王妃様”と跪きながらこっそり皺をのばしてる」とか。

裏話として「おお」と思ったのは、ネッシーさんが「ベルサイユの薔薇III」で初舞台で、それがフェルゼンとアントワネット編だったのは知っていましたが、その稽古のときに、長谷川和夫先生がふりつけてるのを直接みているということです。
「なるほどね!」と。そして、「行け!フェルゼン」の鞭のシーンは、大滝子さんが直接、長谷川先生から振りを貰っているからそのビデオをみて自分で起こせといわれて起こしたこと。それを大浦さんに教えたことをお話されていました。

あと、麻路さんだったか、稔さんだったかわかりませんが、ネッシーさんから船の乗り方を教えてもらったときに、「これくらいの角度」というのが理解できなかったけど、実際にやってみたら解ったと。

そして、笑ったのは高嶺さんの全国公演で人が足りないから、フェルゼンだけどバスチーユのシーンで市民の役もやっていたから、時々「なんでフェルゼンが」と言われてしまったということ。
毎回ばれないように必死だったとか。

あと、湖月さんのフェルゼンとしての苦労に「谷先生から何度も貴族なんだからと言われた」とか「太らないように必死だった」とか。
そしてハプニングとして、全ツでズボンが破けてしまって、マントで隠したら転んでしまったとか。

凄く凄く楽しかったです。

主にトーク中心に書いてしまいましたが、歌も、やっぱり「Me&My Girl」が流れると楽しくなりますし、「Tonight」もああ、綺麗だなと思いますし、OG公演だからこその説明抜きでわかる感じっていいなあと思うのでした。高嶺さんの「危険な関係」も聞けましたし。

本当に、1:30~4:40頃まで約3時間くらい。
萌え死ぬかと思いました(笑)エネルギーをいっぱい補給したので、そのあと、GoogleMapで20分のはずのカフェまで1時間近くかかっても元気にたどり着けました。

そうそう。チラシもいっぱい貰ったのですが、ヅカOGだけの「シカゴ」があるみたいですね。
行きたいな-。峰さんとかしげさんがでる日に行けたらいいんですが、日程は一緒にならないのかな…あとで日程をみてみます。

Morten Harket.jp (http://www.morten-harket.jp/)の中の人。 二児の母で、フルタイム勤務しつつ、ノルウェー語の勉強をしています。 現在、NORLAからサポートを受け、ノルウェー語の詩の翻訳を実施中。

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