宝塚,  日常/心

世界らん展(ネッシーさんトークショー)へ行ってきました

日向薫(ネッシー)さんのファンクラブから、世界らん展のバレンタインスペシャルのトークショーの招待状が来たのが先月。
ネッシーさんにバレンタインに会えるということで、迷うことなく行くことを決定。
同じネッシーさんファンの方とも会えることになり、楽しみに当日を迎えました。
トークショー自体は19時半開始でしたが、開場は17時半。ということで、仕事をどうにか16時すぎにあげて急いで向かいました。

東京ドーム横の遊園地は兎も角、ドーム内部は実に20年ぶり(プリンスのコンサート以来。ちなみにその前は後楽園球場時代のDuran Duran)
後楽園駅から繋がってるのも知らなかったし、そこから入口まで歩かされる距離が思ったよりも長くてちょっと焦りました。

さて、今回の「世界らん展」は宝塚とのコラボということで、会場のデザインを宝塚歌劇団が監修したそうで、実にヅカらしい装飾

ゲートの右側には娘役衣装。逆側は男役の衣装…ではなく、階段っぽい装飾。

宝塚といえば、羽根つき衣装ですが、そこについてる装飾を思わせるものとか

同じく劇場にある宝塚といえばこれの「ミラーボール」を彷彿させる装飾もありました。

男役衣装はなんだか一つだけ、遠いところ(ヅカコーナーが終わってると思える場所)にあり、こんな感じ。

さて、肝心のトークショーですが、バレンタインということでバレンタインに絡んだ話とらんに絡んだ話。それと、トークショー直前が資生堂のヘアメイクショーで、ブライダルがテーマだったこともあり、その話も。
残念なのは、司会が宝塚に全く詳しくなさげなことですね。これが中井美穂さんや高橋真麻だったら…!と思うところがいくつもありました。

まずは今日の服装について。花をあしらった上着なのですが、「本当は着物を着てこようかと思ったんですけれど、あまり女性らしいのも合わないかと思って」と。司会者のお願いで一回転しましたが、背中にも花が刺繍されていました。写真で立ってるのは最後のご挨拶のときのだけですが、相変わらずの足の長さ・スタイルの良さでした。

さて、宝塚といえばお花ということで、今は消防法で禁止されているけれど昔はお花をいっぱい貰った、特に蘭が多かったというお話から。
ネッシーさん曰く、自分が見ているときは「カトレア」が多いように見えた。
新人公演の頃に貰ったお花は「シンビジウム」。そしてトップになってくると胡蝶蘭が多くなったと。
その時代、時代によって差し入れする花にも流行があるのだそうです。
下級生の頃の海外公演の話も出たのですが、そういえば…ということで、東南アジア公演では各部屋にらんが置かれていたという思い出も話されていました。

当時フェルゼンそのものと言われたようですが、バレンタインも沢山頂いたのでは?という質問には
「あの頃は、女の子が男の人にあげるのが普通だったので… (司会者からソレは今でもそうですよと言われ) 今は友チョコとかもありますでしょ
当時はそういうのがなかったので、日本で一番チョコレートを貰う女性だったと思います。
宝塚かジャニーズかという感じでしたから」
と。確かに。ちなみに、退場されるときに関係者通路が普通に会場内だったこともあり、今回もファンからチョコレートを貰っていました。
やはり、毎年送られてきたりもするのかもしれませんね。

トップの重責については、当時は良い時代で新人公演のメンバーがそのまま繰り上がっていくので、重責ということもなく
ほのぼのした感じだったと話していました。それは、ネッシーさんの性格だからじゃないかなと個人的には思うのですが。
そういえば、ネッシーさんの本にもそういうようなことが書いてましたね。

男役としての持論が垣間見えたのは、(ウエディングに絡めて)「ドレスの着こなし」を聞かれたとき。
「みなさん、転ばないように裾を持ち上げますけど、そうすると足首まで見えてしまって美しくないので。実は中で蹴って歩くのが一番綺麗なんですよ」
という話のあと、男性の着こなしも聞かれ
「最近は、展示されていたような格好をする男性はいないんですよね?」と笑いを取り入れつつ
「タキシードだったら、手をだらーんとするのではなくて肘を軽く曲げる感じ(座りながら見せてくれました)で胸を張る、最近の男性は胸元が薄い人も多いみたいなので、肩パッドをいれてあげるのもいいですね。でも、何より男性を格好良くみせる方法は、女性を美しく見せることなんです。
一緒にいる女性を美しく見せるようにしてあげれば、自然と男性も格好良く見えます」
と。なるほど。
「娘役さんが男役さんを格好良く見せるように気遣うというのはよく聞くと思いますが、男役は娘役さんがより美しく見えるようにするんです」と。
そうか、当時の星組さんの男役・娘役がオーラ出しまくりだったのは、互いに相手を美しく見せようという気持ちがあったからなんですね。
コスチュームプレイの星組なんて言われて貴族ものが続いた星組でしたが、それが出来たのはこういう気づかいと品の良さがあったからこそだと改めて思いました。
他にも退団公演の話やベルばらでの初舞台など、楽しいお話が一杯でした。

30分くらいの短い時間でしたけど、話をする間、ずっと司会者さんをみているのではなく、時に語りかけるように会場の人と目を合わせるようにしながら話される姿が相変わらずでした。そして、挨拶をして去る時の「ごきげんよう」も。
朗読ミュージカル、次は大阪であるそうです。また、東京でもやってほしいものです。

そうそう、会場には沢山の出展ブースがあり、その中にはなんと、志穂美悦子の作品「阿吽」というのもありました。
私としてはアクション女優とか長渕剛の妻というイメージが強いのですが、お花の世界で活躍されてたんですね。
これもとても綺麗でした。

Morten Harket.jp (http://www.morten-harket.jp/)の中の人。 二児の母で、フルタイム勤務しつつ、ノルウェー語の勉強をしています。 現在、NORLAからサポートを受け、ノルウェー語の詩の翻訳を実施中。

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