日常/心

KUROFUNEが最高すぎる(ネタバレあり)

今年の春くらいから、音ゲーに嵌まってるのですが、なかでも『ドリフェス』が楽しくてたまりません。
ゲーム自体が無料で楽しめること、ガシャが割と万遍なく出ること。キャラクターが魅力的なこと、そして音楽が割と好みなこと。

正直、ゲーム始めたときは声優やってる俳優の下手っぷりに軽く引いたんですが、二次元と三次元を同時に進行していくという設定なこともあり、彼らの上達もあって、今は気にならない程度になりました。
それよりも、「ゲームで全体の世界観を小出し」⇒「アニメで全貌を披露」という策略に上手く嵌まってしまったというか。

タイトルにある『KUROFUNE』は、主人公グループ『Dear Dream』のライバルグループで、曲はバンド系なんですが、この曲が本当にカッコイイ。
キャラのルックスと性格も好みな上に、アニメでの彼らの話が、悉くツボ。更にアニメの後に流れている『ドリフェス研究室』でのKUROFUNEが、アニメのKUROFUNEときっちりシンクロしていて更に↑ (現在ドリフェスは、2.5次元ではなく二次元と三次元を区別しない五次元を名乗っています)

ちなみに、キャラとキャストのリンク

http://www.dream-fes.com/characters/#kurofune

http://www.dream-fes.com/casts/#kurofune

(以下『ドリフェスR!』のネタバレありのため、ここから先については自己責任で。改行します)


   









まず、第一シーズンでは彼らの出会いが明かされ(ゲーム内では圭吾が勇人に誘われたことのみがわかり、勇人は濁していた)、圭吾が元子役だったが挫折したこと・それですっかり殻にこもっていたことが同時にわかります。それにDear Dreamの慎も関わっていることも。
ただ、この時点では勇人が圭吾を誘ったのは偶然で、「綺麗な顔」目当てだと宣言しています。それでも圭吾は、元子役だったこともあって、「アイドルとして求められるもの」を考え「王子」を演じることに決めるわけですが。これで、彼が歌うときに「星」オーラが出るように。
圭吾は、勇人にひっぱられてアイドルになるわけですが、覚悟は勇人よりも早いイメージ。
突然現れて「デビュー前の前哨戦」での優勝をかっさらっていくことで、圭吾は「過去」と決別したように見えます。ただ、勇人はというと、「アイドルになる目的」があって、でも明かされていないまま第一シーズンは終了。
それで、この前哨戦の曲「君はミ・アモール」はちょっと昭和歌謡っぽくて(個人的には)他の曲と比べるとストーリーともさほどリンクしていないのですが、「デビュー決定戦」(主人公グループが優勝するため優勝できないが、結果的に人気が凄いためデビューする)で歌った『ARRIVAL -KUROFUNE Sail Away–』の歌詞はまさにその出会いを歌っているような感じ。勇人は圭吾にとって、救世主みたいな感じに聞こえます。

ARRIVAL -KUROFUNE Sail Away–歌詞

そして第二シーズン。伝説の先輩アイドルが二つのグループに向けて言った「アイドルとしてデビューしたからといってアイドルになれるわけではない」を中心に全体の話が進んでいくわけですが、KUROFUNEの場合は元子役だった圭吾が勇人より早く「アイドルとは何か」に悩んでいたこともあって、悩みは加速していき焦りに。
勇人が話さない分、圭吾が色々フォローしているものの、圭吾の焦りが勇人には伝わらない感じが出てきます。
中の人達も、結成したのが初対面で、でも、勇人役の人があまり話をしない感じで似ている・出会った頃から熟年夫婦みたいなやりとりになっていると公言していましたが、まさにそんな感じ。

焦る圭吾の前で勇人が口ずさんだ曲が良くて、圭吾がその曲を歌うことを提案するものの、その曲は元々圭吾を思って書いた曲ではなく、第一シーズンで謎のままだった「思いを届けたい誰か」のための曲だったことがわかり、更にその「思いを届けたい誰か」が現れて勇人がアイドルとは何かを見出して、更に「対等な絆」で結ばれるのが第二シーズンのKUROFUNEのメインストーリー。

このストーリーの流れが本当によく出来ていて。「思いを届けたい誰か」が自分ではないことがわかって、圭吾自身、勇人が自分を選んだのは顔だけだと思っているから、子役の頃のトラウマのように「自分が信じていたものが突然消えてしまう」ことが怖くなって、自ら去ろうとするところとか。
慎(子役仲間・元親友で現Dear Dreamメンバー)が、勇人に(過去の経験から)あいつを負わないといなくなると伝えて、勇人がちゃんと気持ちを伝えるのが良かった。「早く言えよ、バカヤロ」という言葉は、「ホントソレ」。

そこでの歌詞がこれ。

歌詞は勇人が作っている設定だから

暗闇を照らすのはいつだって星の光

圭吾のオーラが「星の光」であることを鑑みると、これは圭吾の曲なんですよ。勇人が自分の歌のきっかけを作った人に向けて作った『Future Voyger』は届けたい思い中心なのに対して、こちらは一緒に進んで行く感がぎっしり。

更に「夢を超えていけ」の部分は、ライバルグループ『Dear Dream』のことを言っているのかなと。
「もうあいつらに負けたくない」と言いまくってますからね、勇人。

この仲直りまでの話が、第二シーズンの第二話・第三話なのですが、第三話のあとの『ドリフェスR!研究室』ではKUROFUNE(三次元)が出て仲の良さを見せつける感じで、これまた素晴らしい。
何が素晴らしいって、圭吾役の戸谷公人と勇人役の株元英彰が、こういう番組でもしっかりKUROFUNEの設定を引き継いでやっていること。
正直、KUROFUNEのストーリーは、青春成長ものというよりは少女漫画に近い、ヅカでいえば、トップ男役と二番手男役のあれこれだったりに近い、「耽美系」「腐女子系」だと思います。

個人的に、別にバンドやアイドルが本当は仲が良いかどうかはどうでもいいんですが(苦笑)、でも、やっぱり「見ているとき」は仲良く見えるほうが幸せですよね。見ている側は。
主人公グループも仲は良いんですが、個人的にはKUROFUNEのストーリーのほうが、「顔だけだと思っていたら、本当はちゃんと信頼していたことがわかり、互いに励まし合い乗り越えられる関係になる」という点で萌えます。

その後の展開で、「届けたい思い」の相手が出てきても、ぐらつきませんでしたしね。

腐女子目線になると

 慎(圭吾元カレ(年下))     -圭吾・勇人 -思いを届けたい相手(勇人元カレ(年上))
 圭吾のために勇人にアドバイス           勇人に助けを求めに来日

という感じにも見えたり。以前に圭吾にアドバイスを貰っていた年下の慎が勇人にアドバイスし(圭吾を迎えに行け)、勇人に色々教えた年上の相手が
勇人に助けを求めに来て、圭吾がそれを後押しするというのは、見事な対比と円環構造。更にその「助け」のためにしたことで、勇人の過去が解消されて、勇人にとってのアイドルが確立して、オーラが碇に。
そして、それを経て勇人が圭吾以外(Dear Dream)にも心を配れるようになったのも、ポイントアップ。
もっともぶっきらぼうで何を言っているか解らず、圭吾が翻訳してましたが、その後の圭吾のアドバイスもまどろっこしくて、勇人が翻訳しているのも良かったです。
互いにわかり合ってる感じが。

主人公のライバルグループの話なんて、置き去りになりがちなのに、しっかり話が完了していて、それだけでも売れそうなくらいなところがドリフェスシリーズの魅力だと思います。

公式で「熟年夫婦」公認なこともあり、ミニアルバムが11月22日(良い夫婦の日)に発売だそうで。
これは恐らく購入してしまうと思います。

Morten Harket.jp (http://www.morten-harket.jp/)の中の人。 二児の母で、フルタイム勤務しつつ、ノルウェー語の勉強をしています。 現在、NORLAからサポートを受け、ノルウェー語の詩の翻訳を実施中。

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