日常/心

ドリフェス(主にKUROFUNE)と私 ードリフェス終了に思うこと

一つ前の記事にも書きましたが、ここのところ日を追う毎に嵌まりまくっていた『ドリフェス』の終了が発表されました。
ゲームは5月1日に終了、3次元もまだ日程は発表されていませんが、武道館でとりあえず活動を停止なのだそうです。
正直、かなりショックです。
私はもともとヅカファンなので、ある意味、卒業には慣れています。
だから、a-ha解散のときも、SMAP解散(もしくは稲垣吾郎のジャニーズ退所)のときも、これほどのショックは受けなかったのでした。
しかし、このショックはいつか経験したのと似ている…
そう、それはちょうど12年前。貴城けいが、雪組から宙組に組替えし宙組トップになって、「よし、かしちゃんのトップ見に行きまくるぞ!」と思って割とすぐ、「一作退団」が発表されたときとそっくりなのです。
お披露目公演の博多座公演に行けなかったことも含めて。

私がドリフェスに嵌まったのは、去年の4月くらいです。別のアプリ『A3!』が面白くて、他にも面白いのないかなーと探したところで出会いました。
これは、好みの問題なのですが、私はロリ顔が苦手です。この時検索したアプリは、あまり好みのルックス(大人顔)のキャラがいなくて、いくつかDLしたものの、しっくりきたのが、圭吾だったのです。
王子キャラ好きだし、ルックス好みだし。声も割と好み。惜しむらくはアプリの声優が下手なことくらい。
なので、最初は「ちょ、声優下手すぎ」といいながらやってました。でもね、曲が良いんです。更に、慣れも多少はあるものの、ストーリー展開が進むにつれ、声優としても上手くなっていって、だんだん違和感なくなってくるという。
圭吾…つまり、KUROFUNEが出てくる曲はなかなか辿り着かなくて、漸く辿り着いたのが夏くらい。ちょうど「コール&レスポンスイベント」があったくらいの頃でしょうか。そのイベントは行けなかったのですが、アニメの第二期が始まり、それに合わせて第一期もみて益々KUROFUNEに、そしてドリフェスに嵌まりました。
特に、第二期の『第二話』『第三話』で絆がしっかりしてからのKUROFUNEは最高でした。奏が落ち込んでるところに声をかける勇人とそれを翻訳する圭吾とか、悩む奏に圭吾のアドバイスを翻訳する勇人とか。『第九話』での勇人がアイドルとして目覚めるのも良かったです。
あっという間にどはまりし、Pixivで二次のコミックを読みまくり、自分も「2032が自分の曲だとわかったときの圭吾」を想像してショートを書いたりまでしました。
「Whole New World」が出て、これがまた最高に良い曲で「ああ、ライブ行きたいなー」と思っていたところで、DMM VRシアターでの再演が決定。
KUROFUNEのトークショーの日にチケットを取って見に行きました。
そこで、戸谷さんのトークに感動し、また、この二人があまりに二次の圭吾と勇人を再現している気がして、更に好きになりました。
そんなこともあって、バトルライブのチケットを取ろうとするも失敗、凄い人気っぷりに、もう脳内には、いつかDear DreamとKUROFUNEが一緒に『ミュージック・ステーション』にでて、タモリさんから「五次元?なにそれ」と言われるところまで想像してました。
今回はバトルライブは二日間しかないし、Dear DreamのライブのゲストだけどKUROFUNEとして全国ツアーするところも想像してました。
「ユメノコドウ」ツアーはラッキーなことに行けましたが、そこで更に五次元が再現されていて、KUROFUNEは勿論、他の5人の好感度もこれ以上ないくらいに増加して、今後が楽しみすぎる状況になったところでの終了宣言。

一つ前の記事にも書いたように、違和感はあったんです。でも、まさかねと。
今思えば別に出たクロスライブツアーのアプリそのものが、置き土産なんですよね。
ずっと「こんなに愛のあるプロジェクトはめったにない、続けたい」って言っていた、もう一度新しい映像でDMM VRシアターで見たいといっていた戸谷さんの気持ちはいかばかりかと。

それで、冒頭に書いたショックに戻りますけど、なんでこんなにショックなのか考えてみました。
冒頭にも書いたとおり「これから」って時だからというのもあるけれど、何より、「5次元としての完成度が高く、それがもう見られないから」だと思いました。
5次元としての完成度が高かった理由は、やっぱり、全員が俳優さんでキャラになりきれたことが要素として凄く大きいのではないかと思うんですよね。
そして、勿論、自分たちがアイドルとして活動していく中で、また、キャラが一部もとの俳優さんをベース部分もあるとかで、キャラと俳優さんがより近くなりやすかったのもあると思います。
実際、そういうことをメンバーも言っていますし。

a-haが解散したときも寂しさはあってノルウェーまで追っかけていきましたけど、モートンはモートンだし、ボーカリストとしてのモートンがこれからも活動していくとは、当時何も発表されてなくても確信してたんですよね。
実際、他のモートンファンから「今後について」聞かれたときに、(当時12月)「2月か3月には寂しくなって顔を出すと思うし、まだ活動すると思うよ」と答え、実際にそれくらいの時期に、スポーツのイベントの観客席にいたところをテレビでインタビューに答えたりしていました。
必ずしも当たるとは限らないけど、今までのパターンを考えても、彼が歌う事を止めたり、ファンの前に顔を出さなくなるとは到底思えなかったわけです。
それと、彼自身の一種5時限的な要素でいえば、「アニメのモートン」…つまり『Take On Me』のPVですが、あれはもう名作なので、いくらでも見られるわけですから。
彼が健康でいる限り、怖いことはないんです。(年齢的にはちょっと怖い)
同様に、稲垣吾郎についても、私はそもそも「20歳の約束」というドラマに出ていた「俳優・稲垣吾郎」が最初の出会いで、SMAPの曲も好きですけど、それより一番好きな「俳優稲垣吾郎」はどんな形であれ、見られる確信があったので、ショックで仕事が手に着かないこともなかったです。勿論、彼のラジオでの発言などにより落ち着かせて貰った部分は大きいですが。

しかし、ドリフェスの彼らはというと、私はKUROFUNEの二次元と三次元両方好きで、それはもう、彼らの曲とセットで好きなのです。
何が惜しいって、彼らは俳優だから。この先KUROFUNEの活動が停止してしまったら、KUROFUNEの曲が聴けなくなってしまう。
あの、松井さんの曲と二次・三次両方のキャラがセットの姿が一番好きだからこそ、そして今後に期待してたからこそ、ショックなんですよね。

冒頭に書いたかしちゃんは、男役を止めても(ヅカを卒業しても)暫くは男役っぽい役をやったり、ファンクラブサイトで男役声のボイスをDL出来たりしていました。
今はすっかり「女の子」になってしまいましたが、それで徐々に、男役として見たかった心残りを昇華できた感じです。
勿論、OG公演で男役っぽい姿も見ていますしね。

ドリフェスはどうなるんでしょう。新曲が発表されることは決まっているし、武道館も決まっているけれどそれは終わりの始まりであって。
出来ることとしたら、兎に角、今置き土産になっている「クロスドリームツアー」のアプリに新曲を追加してくださいとお願いするしかないですよね。
圭吾の誕生日(3月14日)は、てっきり「Whole New World」が音ゲーに追加されるだろうと思っていただけに、やっぱり非常に寂しいですが、「クロスドリームツアー」に新曲がリクエストされまくって、そうしてるうちに、「あ、やっぱりこのコンテンツはまだ稼げそうだ」ってことで、復活しないかなと祈らずにはいられません。

願わくば、1年に1度でいいから、「ドリフェス祭」とかやってほしい。それこそ、ヅカのOG公演みたいに。
「これまでのドリフェス」としてオープニングして、アニメとトークでこの1年の活動を想像させてほしい。そして「また来年ね」みたいな感じで、続けて貰えたらと。
それと、ファイナルツアーが武道館なのは重々承知だけど、二次元の「ファイナルツアー」もDMMでやってほしいです。
1年に1度でも、DMMと三次元両方でドリフェスに会うことができたらと。

本当に素晴らしいコンテンツでした。どうか今後、少しでも、残る可能性が出てきますように。
解散したといったa-haはあれから5年経って復活しています。そういう「どんでん返し」なら大歓迎です。

武道館でアプリの復活がアナウンスされ活動停止がなくなる…までのミラクルは難しいかもしれない。でも、1年に1度の特番とかそういうのでの復活でもいいので、そういったミラクルが起こることを心から願います。

Morten Harket.jp (http://www.morten-harket.jp/)の中の人。 二児の母で、フルタイム勤務しつつ、ノルウェー語の勉強をしています。 現在、NORLAからサポートを受け、ノルウェー語の詩の翻訳を実施中。

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