ノルウェー語

『音楽』は『音を楽しむ』ためにあるんだなーと実感:ノルウェー語でノルウェー国歌を歌う会へ行ってきた

ノルウェー夢ネットさん主催の「ノルウェー語でノルウェー国歌を歌う」イベントに行ってきました。
すごーく楽しかったです
発音や意味を確認しながらのレッスン兼合唱みたいな感じ。
一人で来ていた人もいて、決して「全員知り合いだから輪に入りにくい」みたいなことはありませんでした。

ノルウェーでは合唱はkorと呼ばれていて、非常に人気が高く、また、一般的なのだという話で、日本のイメージ(白シャツ黒スカート)とは違うという説明がありました。
実際、始まってみたら全く違いました。
まずは発生準備として肩周りのストレッチ、それから口周りのストレッチ。この説明がまた「おいしい茶色いチーズを口の中で転がすイメージで、口の中をお掃除します」と。更に、軽く体を動かすゲームしたりとかで、歌う前にすっかり心も体もほぐれて、笑って声が出るようになってからスタート。
その後も、合間にお遊びとして、ノルウェー風の歌い方(高音と低音で5度あるとノルウェーっぽいらしい)をやったりしながら、国歌の1番と7番を歌いました。

実は、前に一度ハルダンゲルクラブのノルウェー語レッスンで歌ったことがあるんです。(グループレッスン)
すっかり音程忘れてましたけど。
その時に比べて「知ってる単語が多い!」のは勿論、教科書にあったノルウェーの歴史関連(独立とか、その前の古い時代の話とか)のおかげで、「ああ、なるほど」みたいに思えたりして、『Her På Berget』ありがとうという感じ。

合唱のもつ、休憩中は楽しくても始まったら厳しそうなイメージが一新されましたが、それと同時に、日本の教育ってやっぱり軍隊式なんだろうなと思いました。
軍隊がどういうものを知っているわけではないから、あくまでイメージですけど、ノルウェーの教科書をみると、そこかしこに「ディスカッションしましょう」「あなたはどう思いますか」って出てくるのです。
でも、あくまで自分の子供時代のイメージですが、「自分はどう思ったか”感想”を言え」はあっても「主張を言え」はありませんでしたし、議論を戦わせることもなかったです。どんな感想でも「感想はひとそれぞれ」だから。
ただ先生が求める感想を書くと点数がよくなるだけで。
音楽の時間も、先生のいうように歌う。美術も。体育だって、誰かが失敗したらやりなおすから、格好悪い姿ばかり見せてしまうと体育が嫌いになったりする。
自分が数学が好きだったのは、数学は先生に気に入られようといられまいと、答えがあってれば良いから楽なんですよね…。

話がずれましたが、音楽は元々好きですが、合唱がこんなに楽しいのは意外でした。
あと、「ここにいる人はみんなノルウェーが好きなんだな」と思うと、それも幸せです。
「音楽という字は音を楽しむって書く」というあたり前のことが、とても幸せに実感できた日でした。遠かったですけどね。

次回がいつになるかはわかりませんが、都合がつけばぜひ行きたいと思います

Morten Harket.jp (http://www.morten-harket.jp/)の中の人。 二児の母で、フルタイム勤務しつつ、ノルウェー語の勉強をしています。 現在、NORLAからサポートを受け、ノルウェー語の詩の翻訳を実施中。

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