ノルウェー語,  日常/心

ノルウェー語から、『必要』について考える

先日の昼休み、いつも通りノルウェー語の勉強(「やさしいノルウェー語の作文」)をしていたところ、例題に「彼女は日本のしきたりを理解する必要がある」という問題がありました。

私はこれはtrengeという単語を当てはめたんですが、答えは違っていました。
この前後、(同じ教科書だと思ったら今みたらなかったので)どこに書いてあったかは忘れましたが、「それは必要ですか?」という文章があり、これまたtrenge とも、先ほどの答えとも違った「必要」という単語が使われていました

ふと、気になって今日の帰り、ちょっと調べてみました

trenge:必要とする、押し迫る
nødt:必要とする、せざるを得ない
nødvendig:ぜひ必要な やむを得ない 避けられない
beholde:維持する
behøve:必要とする、必要である

behøveは、単純に『必要とする』というかんじだけど、
trengerは、かなりプレッシャーがありそう。
nødtは、やりたくないけどやる必要があるというイメージ。
nødvendigは、英語のmustっぽいですね
そして、beholde…これが確か教科書でみつけたもう一つの「必要」だった気がするのですが
これは「維持する」なんですね。
だから、疑問文になると「維持しますか?」=「必要ですか?」みたいなニュアンスに。

そう考えると「必要」にもいろいろあるなと。

ルーンでもよく「必要かどうか」というのがでるのですが、
  ・自分自身が現在持っていて、今後も維持していきたいと思えるもの
  ・自分自身にとって何らかの挑戦のために、やるべきだと感じるもの
  ・自分自身の気持ちはともかく、やる必要のあること
  ・喉から手が出るほどに必要に感じるもの
  ・自分自身の活動に必要なもの、ないと困るもの

という視点に分けて考えてみるといいのかもしれないと思いました。

Morten Harket.jp (http://www.morten-harket.jp/)の中の人。 二児の母で、フルタイム勤務しつつ、ノルウェー語の勉強をしています。 現在、NORLAからサポートを受け、ノルウェー語の詩の翻訳を実施中。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください