ノルウェー語

ノルウェー語:ノルウェー語で同世代・同い年

教科書にこんな一文がありました。

Jeg meldte meg inn i et sangkor. Der treff jeg mange hyggelige folk på egen alder.

alderといえば、書類などの記入欄で年齢を書く場所に書かれている単語で、そのまま年齢を表します。
というわけで、「このpå egen alderは samme alder(sammeは同じという意味)と同じ意味ですか?」と聞いて見ました。同世代にも聞こえるし、同い年にも聞こえるしという意味で。私はsamme alderを同い年という意味で使って聞いたところ、さすが長く教えてくれてるだけあって察したらしく「あってるけど、like gammel(同い年. likeは等しい、gammelは古い)という意味ではない」と。

曰く、書類上で年齢を記載する項目には「alder」と書かれているものの、こうした使い方の場合は「年齢」ではなく、年齢層を指すとのこと。つまり、på egen alderも samme alderも「同世代」を表すようです。同い年と言いたいなら「等しい年齢」という意味になるlike gammel (som)というべきだそうです。ちょっと面白いのはsomを使うところですね。somは関係代名詞の印象が強いので調べたらこんなページを見つけました。
以下、一部引用

Pål sier dette om broren Sindre:

“For to år siden var jeg tre ganger så gammel som Sindre, og om tre år er jeg dobbelt så gammel som Sindre.”

Hvor gamle er Pål og Sindre?

https://www.matematikk.org/oss.html?tid=89118

これは…、よくある方程式の…。よく見たらサイトも数学の問題サイトでした(笑)
ポールは弟Sindreについて、こう言っています「2年前僕はSindreの3倍の年齢でした。3年後、僕はSindreの2倍の年になります。」ポールとSindreはそれぞれ何歳でしょうか。

数学の答えとその解き方はリンク先を見ていただくとして、like gammel somと同じ構造ですね。
tre ganger så mye somで、「~の3倍の量」。myeの代わりにこの場合はgammelが入っていますが他にstor(大きさ)とかが入れられるわけで、同量なら「like mye som」。myeの

この場合は3倍の年齢なので「等しい」という意味の「like」ではなく「3倍の」という意味になる「tre ganger så」が入っていますが。何はともあれ、like gammel som 人 で「誰々と同い年」となると。同じ同い年を意味す単語(形容詞)として「jevngammel」がありますが、こちらはjevngammel med 人で「誰々と同い年」。ノルウェー語には他に「○歳の人」という意味で「åringen」もあるんですよね、ややこしい(笑)

話がずれたので最初に戻ると「私はコーラスに参加した。そこで私は、同世代の楽しい人達に出会えた」となります。

なんでこんな基礎的なのを今更…と思われるかもしれませんが、以前も書いたようにB1-B2(中級)の教科書が売り切れてて初級(A1-B1含む)からいきなりB2ーC1(上級:新聞記事や社会情勢についての話題が殆ど)教科書に飛んだ弊害があって、新聞は読めるけど小説のような会話が多いものになると滞る箇所がでるからです。モートンのインタビューは読みまくってるから、モートンの使うノルウェー語はわかるけど(笑)。

Morten Harket.jp (http://www.morten-harket.jp/)の中の人。 二児の母で、フルタイム勤務しつつ、ノルウェー語の勉強をしています。 現在、NORLAからサポートを受け、ノルウェー語の詩の翻訳を実施中。

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