ノルウェー語

久々のノルウェー語レッスンで副詞の区別を学ぶ

先週の火曜日は久々のノルウェー語レッスンでした。
二週間ほど、ひたすら文法の勉強をしていたので、文法のドリルは自分で答え合わせまでやった状態で、間違えたところ
解らなかったところを中心に質問して教えてもらいました。あと、自分で辿り着いた違いについて、解釈があっているかどうかについても。

間違えが多かったinne(中)とinn(中に), oppe(上)とopp(上に)について:
inne,oppeは「位置」を示すので、その前がいわゆるBe動詞(er、var)の場合は、inne, oppeが入る。
sette seg inn i noe(何か) は、何かについて調べるという意味で定型句。
gå opp for は、何か人生変わっちゃうようなことに気づくときに使う定型句。
hold opp は、お手上げ。諦めるの意味。

形容詞lang(-t, -e)と副詞lenge/langtの違い:
形容詞は、主題である名詞について、説明する場合に使い、名詞が中性名詞ならlangt,男性名詞・女性名詞ならlang,複数ならlangeを使う。
副詞は、主題である動詞について、説明する場合に使い、動詞にかかるのが時間の場合はlenge、距離の場合はlangtを使う。

Filmen er veldig lang.   「映画」の説明なので、形容詞。映画が男性名詞なのでlang.
Skuespillet er nokså langt.  「演劇」の説明なので、形容詞、演劇が中性名詞なのでlangt.
Hvor lenge må vi vente?   「待つ」時間のことを言っているので、副詞。時間なのでlenge.
Hvor langt må vi gå? Et par kilometer. 「歩く」距離のことを言っているので、副詞。距離なのでlangt.
Tar det lang tid? 「時間」についての質問なので、形容詞。時間が女性名詞なのでlang.
Nå er det ikke så lenge til ferien. 休暇までの「存在する」期間についての説明。時間なのでlenge.

法副詞の「多分」と「多分」
これは、教科書とドリルの事例だけではわかりにくかったので確認したもの。
ちなみに、説明は「法副詞は、扱っている事柄についての説明はしないが、話者の主張や態度を示す」という説明。
わかるような、わからないような…

例文はこれ。

Hun kommer sikkert/antakelig/formodentlig/nok/kanskje/muligens/visst/vel/neppe/sikkert ikke tilbake senere.

訳すと「彼女は多分、あとで戻ってくるよ(肯定形)・もう戻ってこないよ(否定形)」ですが、この多分の範囲が広すぎる。
sikkertは確実に…なので、話者は「彼女は絶対あとで戻ってくるよ」くらいの勢いだろうと想像がつきますし、sikkert ikkeは
「まあ、彼女はもう戻ってこないよ」というのはわかりやすいところです。
neppeも「彼女はまあ、戻ってこないよね」くらいで良いとして。
antakelig, nok, kanskjeはどう違うんだというのが本気でわからなくて。

辞書で調べると、全部「多分」なんですよ。
nokについては、ドリルのをみると

Jeg regner med at han kommer = Han kommer nok.

これを見ると、自分が「彼がくる」と決めてかかっている場合にnokを使っているのがわかります。
根拠レスです。自分がそう思っていることです。

自分がそう思わない場合は

Jeg tror ikke at hun kommer = Hun kommer neppe .

neppeを使うそうです。

新聞やテレビなどで見聞きした場合は、visstを使うそうで

Jeg har hørt ut de skal gifte seg = De skal visst gifte seg.

彼らは結婚するらしいよ

joは念押し。velはそうなるといいなのとき。

Som du vel vet, starter ferien mandag.
=Ferien starter jo mandag. (月曜から休みじゃん?)

Jeg håper at du kommer på festen.
=Du kommer vel på festen? (お祭り、来るよね?)

となると。そうなると残りはantakeligとkanskjeです。何が違うんだ?(formodentligは殆ど使われてないそう)

先生に聞いたところ、「ProbablyとMaybeの違いだね」と。
え、どう違うんですか、それ……。 高校で習う単語と中学で習う単語くらいの違いしかわかりません。
聞いて見たところ、Probably=antakeligは、確信度が50%以上、maybe(Kanskje)は50%未満って感じだそうで、
そういえば、KanskjeってKan(可能性)とSkje(起きる)の合成ですよね。「起こり得る」くらいか。

「日本人はすぐMaybeって言うから、何も解らないのかって思っちゃう」とのこと。

まあ、確かに…咄嗟にProbablyを使う日本人はそう多くはない気がします。

そう考えてa-haのMaybe Maybeの歌詞を考えると

Maybe you were joking
When you said that you were walking out on me
Maybe, maybe

は、ジョークの可能性なんてないけど、信じたくない思いからのmaybeなんだなーと。

先生からも言われたのですが、今回の内容は「訳す」だけだったら、なんら問題はないんですよね
ただ、私はやっぱり、訳すならニュアンスを含めて訳したいし、今後はもっと「使える」ようになりたいと。
ということで、次のレッスンまでに作文の宿題が出ました。
うーん、何について書こうかな。できれば、今回のテーマの副詞を入れて書きたいですね。

Morten Harket.jp (http://www.morten-harket.jp/)の中の人。 二児の母で、フルタイム勤務しつつ、ノルウェー語の勉強をしています。 現在、NORLAからサポートを受け、ノルウェー語の詩の翻訳を実施中。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください