ノルウェー語

Bergenstest:手続き&集中勉強スタート

少し前にも書きましたが、2年前に実力不足なのはわかった上で挑戦し、ボロボロになり、暫くノルウェー語の勉強すらできない(見るのも飽きるほど疲れた)状態になったBergenstestが、今年再びということで、かなり悩みましたが受験することにしました。

なぜ受験することにしたのか

簡単に言うと、「それが自分に必要だと確定したから」です。前回は「受けられるテストは受けてみたいが、初級・中級がないから」でしたが、去年の「NORLA 文学セミナー」以降、自分がノルウェー語とどう関わりたいのかずっと考えていたのです。

読めるけど、話せないの辛い

NORLA文学セミナーでは、課題図書を翻訳し提出する宿題がありました。一部、意味がわからないところもなくはないですが、訳すことはなんとか出来ました。でも!休憩中の会話がみんなノルウェー語……。あれ、ここ京都じゃなかったっけ、ノルウェーだっけみたいな。自分のコミュニケーション能力の低さと、勉強不足、両方を実感させられました。読めても、感想をノルウェー語で伝えられないの辛い!

同様に、12月にRem氏が来たときの会話でも、同じ事が起きました。もっと伝えたいことがいっぱいあるのに、出てこない。勿論、通じてはいるんですけど、辿々しい自分に自己嫌悪。この2つを経て、「じゃあ自分はどうなりたいのか、どうしたいのか」というのを、去年の暮れから今年の6月くらいまでずっと自問自答してきたのです。

当初の目標と今

ノルウェー語の勉強をしはじめたときの目標は「モートンのインタビューを訳せるようになる」「モートンのノルウェー語の歌詞を理解できるようになる」でした。これはほぼ叶いました。ついでに、「ノルウェー語でモートンが話している内容もそこそこまでなら聞き取れる」(MCとかですね)ようにもなりました。多分ですけど…、a-haファンはノルウェー語勉強してる人が多いので、a-haのメンバーはそういったことを鑑みて、MCでは割とゆっくり・はっきり話してくれてる気がします。『The Voice』の時と違って聞き取りやすいもの。まあ、とりあえず、現状、「ファン活動としては」足りる状態ではあるのです。

もっと沢山理解できるようになりたい

でも、ここ数年、勉強し続けてきて、ノルウェーの社会についての文章とかを読むことで、もっと勉強したい・もっと理解し、議論できるようになりたいと強く願うようになりました。それで、冒頭にも戻りますが、「読めるけど話せないの辛い!」ということもあり、全体的にもっと実力をアップさせたいと。そこで、一番「効果的」なのが、Bergenstestを受験するという目的で勉強することだと思い至ったのです。

現状と課題

自分の今の実力的には、「前よりは良いけど、まだまだ」です。ためしにやってみたところ、正解率は4割。知らない表現とかもまだありますからね。繰り返し勉強することが大事だけど、さて…どうしようと思ったところで解決の糸口が!

Bergenstest.comのサイト画像

Bergenstest.com。実際のテストと同じパターンの問題がいくつもあって、自己学習できるサイトです。作文は採点してくれないけど、作文のテーマは実際のテストのように用意してくれています。無料でもお試しできますが、プラチナコース(全問題にアクセス可能、2ヶ月間)だと、各課題毎に11個の練習問題が用意されています。私は2ヶ月集中してやりたいのでこのプラチナコースに登録してみました。だいたい1万円くらいですね。

もう一つの課題は、勉強時間の確保。現状1日30分から1時間程度でしたから、睡眠時間は削らないこと前提で、確保しなければいけません。課題毎の割り当て時間をみると、作文は2時間。実際に2時間でどれだけ書けるか試すには、やはり、「2時間まとまって取れる」時間が、出来れば毎日ほしいところです。

如何に時間を確保するか

前提として、睡眠時間はこれ以上削りたくありません。試験中に寝ちゃいそうです。しかし、今の勉強時間(1日10分から30分程度、多くて1時間)では全く足りません。ちょっと復習したら受かるような素晴らしい実力はまだ身についていないのだから。

そんなわけで、各課題のかかる時間を調査。
課題1:読解力 中問3つで、60分。1中問あたり20分
課題2:会話ヒアリング 15分で25問
課題3:インタビューヒアリング 45分
課題4:文法 30分で30問
課題5:一つのテーマを350文字で 2時間

幸い、Bergenstest.comのサイトでは、時間を計ってくれる機能と答え合わせをしてくれる機能があります(作文の添削、インタビューの添削はしてくれません)。課題2は、TOEICでもあるような会話を聞いて答えを選択肢から選ぶものですから、15分確保できれば昼休みでも大丈夫です。課題1,課題4も同様。課題1は20分ずつ区切れば問題ありません。
となると、やはり、作文のための2時間をどこで捻出するか。インタビューヒアリングの時間(45分)をどこで捻出するかがキーです。

試してみたことその1:休みの日に図書館の自習コーナーで集中

確かに家にいるよりは集中できた。文法の勉強(Bergenstes.comではなくいつも使ってる教科書)も集中できた。しかし、ヒアリングはネットワーク接続が悪く無理でした。音が途切れてしまう(勿論イヤホンですよ)。あと、学習コーナー(PC使う人用)とはいえ、場所が個室とかではないので、今時期は、「なつやすみのしゅくだい」の子供達が多いということで、集中力が保たなかったです。

試してみたことその2:バレットジャーナルで2時間空白を見つけ出す

これはかなり有効でした。ウイクリー(バーチカルタイプ)で、既に決まっている予定をはめ込み(最小単位で)、別のシートで「何時に出社すれば何時に帰ることになるのか」を一覧に。結果、睡眠時間を削らなくても、朝寝たり起きたりを繰り返してる時間をそのまま有効に使うことで、朝は1時間~2時間を確保することが可能になりました。前にも書いた通り、ウイークリー(バーチカルタイプ)で一週間が一度に見えるようになったので、この日にはこれが出来そう、この日は別の用事があるから、早い時間に時間を作るようにしようという工夫ができるようになったのは大きいですね。2日前の水曜日にやってみましたが、朝に1時間(作文)の時間を取った上で、30分早く出社し、退社後2時間ノルウェー語、帰宅してすぐノルウェー語のレッスン(スカイプ)という技が使えました。ただし、21:00開始予定が、電車に乗り遅れて7分ほど遅れての開始になってしまったのですが。あと30分…つまり、いつもより1時間早く出社できれば、家に帰って一休みしてからの余裕も出来そうです。

勿論、睡眠時間の削減もせず、かつ、いつものルーチン(軽いヨガと腹筋と弁当作り)も、シャワーも削減していません。

手続き開始と今後の勉強方針

手続き開始

そんなわけで、『Bergenstest再び』を書いたときは詳細の問い合わせをして、ここ暫くは悩みながらも勉強を続けていましたが、手続き完了は9月9日まで。昨日、決心してfolkeuniversitet.noに申し込み書を送付しました。その日のうちに、今後の手続きが記載されたリプライがあり、これでもうあとには引けません(笑)。引くつもりもないけど。

そういえば、受験料ですが、先月調べたときは44000円くらいだったのが、昨日調べたら42000円弱に。ちなみに2017年は48000円だったようです。1NOKが先月は13円くらいだったのが、今は12円弱になっているようで、2010年は16円だったことを考えると、大分円高になってたんですね…こんなところで気づきました。

今後の勉強方針

作文

去年の11月から、毎週必ず一つの作文を書いて作文のチェックを受けてきたし、文法書もがっつり勉強してきましたが、試験までは作文は出来る限り毎日、「2時間」で要旨と意見の両方をきちんと書けるようにするために、まずはBergenstest.comで提供されているテーマ、以前購入した問題集で提供されているテーマ、割とBergenstestと相性のいい使用中の教科書『Her På Berget』の自分の考えを記載する問題をテーマに書いていこうと思います。今月は時間を計りながら文字数も気にしつつ書いて、徐々に時間内に文法ミスが少なく書けるようにするということで。

先日は、まだBergenstest.comと契約してなかった時に書いた「ノーベル平和賞に環境問題や貧困問題に取り組んだ人を対象とすることの是非」のうち「環境問題」については、文法的にもそこそこ正しく書けたのですが、文字数が圧倒的に足りないので、文字数が増えても文法ミスをしないように書く練習が必要です。

ヒアリング

モートンのMCが聞き取れるようになったのは、「聞きまくっていること」と、彼がインタビューで語った内容は割と新聞記事になって答え合わせが出来ることが大きいので、まずは慣れること。Bergenstest.comで試してみたところ、私は女性や高めの声の人は聞き取りやすいのですが、ニュースなどの低い男の人の声が苦手なことが判明しました。うっすら気づいてましたけど。

以前、男性へのストレスで低音域が全く聞こえなくなったことがあるんですよね(その後、メニエール病と判定された)。その時は、電話を通した男性の声は一切聞き取れなくなりました。今はそこまでは酷くないんですが、それでも、夫や息子が下向いたまま喋っていると全く聞こえないことはよくあるのです。日本語でもそうなので、外国語となると、更に聞き取りにくさ倍増です。これは、もう兎に角慣れるしかないと思うので、Bergenstest.comの音声問題を繰り返し聴きたいと思います。

文法・読解

作文をやりながら直して貰いつつ、文法の問題集を解き直そうかなと思っています。今悩んでいるのは、語彙の数。主に熟語ですが、テストに出てくるもので知らないものがまだありそうなのです。前後の文脈で判断はできそうですが、定型表現(熟語)を如何に増やして行くかが課題になりそうです。これの場合はこれって知っていれば、穴埋め問題は出来ますしね。まずはこれもBergenstest.comで繰り返しやるところからですが。前回購入して手をつけなかった穴埋め問題にぴったりの問題集『Side om Side』で穴埋めと読解になれたいと思います。


やっぱり、どう考えても時間が圧倒的に不足しているような気がします。とりあえず、毎日2時間は捻出できそうなのですが、電車の中とか昼休み以外にも、どうにかしたいところ。とはいえ、会社を試験のために休みますというわけにもいかないので(笑)、コツコツ頑張るしかありませんね。そうそう、オラクルカードで「こんなんで受かるのかなあ」とリーディングしたところ、「地道にコツコツやっていれば1年以内には」とか(笑)。「え、あの10月なんであと実質2ヶ月ちょいなんですけど」と思いつつ、「1年後じゃなくて数ヶ月後に受かりたいんだけど」と再度リーディングすると、今度は「専門家の手助けを」「同志のいるグループに参加せよ」「君の頑張り次第だね」というメッセージが。その直後にfacebookで『Bergenstest受験者のグループ』がお薦めされたので勿論入りましたとも(笑)。

無理だと思ってやらなかったら永遠に受からないですし、環境は揃ったのですからあとは自分次第です。頑張ります。

Morten Harket.jp (http://www.morten-harket.jp/)の中の人。 二児の母で、フルタイム勤務しつつ、ノルウェー語の勉強をしています。 現在、NORLAからサポートを受け、ノルウェー語の詩の翻訳を実施中。

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