ノルウェー語

ノルウェー語:「びっくりした」2種類、「感動した」2種類について違いを聞く

NTNUのコースの会話で、いつもは遅く起きてくる姉がいつもより早く起きてきて後ろに立っていて弟が驚いたシーンが出てきました。そこでの台詞が「Du skremte meg」(びっくりした)。びっくりした、驚いたといえば、「å bli overrasket」をよく使うのですが、どう違うのだろうということで聞いて見ました。skremmeは怖がらせるという意味なので、基本的には「不安になる驚き」はskremmeだそうです。後ろかにいて驚いた時は、ちょっと怖かったというのも入っているということで ble overrasket(驚いた)でもあり、怖かったという意味ではskremme segでもあるということでした。

なので、不安になることのない「びっくりした」「驚いた」は「bli overrasket」ということのようです。

そして、もう一つ、a-ha The Movieの映画評をあさってるときに見た「bli beveget」。これを日本語に訳すと「感動した」なんですが、[「感動するといえばもう一つ「bli imponert」があります。こちらも日本語に訳すと「感動した」です。グーグル翻訳では、「Jeb ble imponert over filmen」と「Jeg ble beveget av filmen」の第一候補はそれぞれ、「その映画をみて感動しました」「私はその映画に感動しました」で意味が殆ど変わりません。ただ、第二候補がちょっと違います。前者(Jeb ble imponert over filmen)は、「私はその映画に感銘を受けた」になるのに対し、後者(Jeg ble beveget av filmen)は「映画に感動しました」と第一候補と変わりません。どう違うかというと、印象に残るのが「imponert」。泣いてしまうとか感情が動かされるのが「beveget」だそうです。

ん?そうなるとオリンピックとか、(アルプスの少女ハイジの)クララとか。なんか頑張って成し遂げた人みて泣いちゃうのは「Jeg ble beveget 」っていえばいいのかというと、クララが知り合いで直接いう場合は成し遂げたのは本人なのに「あなたのおかげで泣いちゃったわ」って自分のことを言っているような感じになるので、失礼とのこと。映画やテレビ、小説などで泣けた・感動したは「Jeg ble beveget」で言いようです。では、「Jeg ble imponert」も「私が」というので失礼かというとそうではなくて、これは相手に対して「すごいね」という気持ちを持ってるという印象が強くなるので問題ないのだそうです。以下は問題なく、相手がすごいことに感動したと伝える例。

Jeg ble imponert over deg.
Du er imponerende.
Du imponerte meg.
Det du gjorde var imponerende.

上から順に「あなたに感銘を受けました(感動しました)」「あなたはすごい(感動的だ)」「あなたは私に感動を与えた」「あなたのしたことは感動的だった、すごい」という感じ。映画でいうなら、なにかその映画をみて思うところがあったり自分に強烈な印象を残したのなら「Jeg ble imponert」、色々おもうところあって泣いてしまったら「Jeg ble beveget」ですかね。そういえば、「Det er overraskende」(それは驚くべきことだ)、「Det er imponerende」(それは感動的だ)も言いますがこれはこれで、分詞形の形で感情を表現できる単語は少なそうなので調べると面白そうです。

Morten Harket.jp (http://www.morten-harket.jp/)の中の人。 二児の母で、フルタイム勤務しつつ、ノルウェー語の勉強をしています。 現在、NORLAからサポートを受け、ノルウェー語の詩の翻訳を実施中。

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